2018年1月からスタートしたCMで、神木隆之介と共演中の美少女をご存知ですか? 神木隆之介が演じるキャラの濃すぎる男子に振り回されるクラスメート役に扮しているのは、現在21歳の新進女優・松本穂香。今注目の彼女は、出演ドラマや映画が、今夏、続々とお目見えします。

「ひよっこ」でのメガネ娘に続いて、「この世界の片隅に」のすず役が大注目

2015年、短編映画『LOTTE SWEET FILMS』で女優デビューを飾った松本穂香ですが、その認知度を急上昇させたのは、2017年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」でした。彼女が演じた“澄子”は、福島県出身の15歳の女の子。同じ事務所の先輩でもある有村架純が演じた主人公・みね子ら、各地から集団就職で上京してきた女性社員が暮らす“乙女寮”の一員です。丸眼鏡をかけた食いしん坊キャラの澄子は、自分のことを「おれ」と言う福島弁が愛らしく、脇役ながら抜群のインパクトを残しました。

松本は、7月から放送スタートするTBS日曜劇場「この世界の片隅に」のヒロイン“すず”に大抜擢され、さらなる話題を呼んでいます。太平洋戦争下、広島県の軍港の街・呉に嫁いだすずの体験を通して、何気ない日常の尊さを描いた本作は、こうの史代の同名マンガが原作。2007年の連載開始当初から多くのファンに愛され、アニメ映画もヒットした同作の連続ドラマ化とあって、すず役は約3000人の中からオーディションで選ばれる競争率の高さでした。

今作への出演が決まった後、広島県に足を運び“すずが生きた街”を五感で体験したという松本。「~じゃけぇ」と広島弁をおっとりと話し、もんぺ姿で畑仕事や家事に精を出している姿は、「ひよっこ」での福島弁が印象的だった澄子役とも通ずるものがあります。脚本を担当するのが、「ひよっこ」を手掛けた岡田惠和ということもあり、彼女の純朴な魅力をまた引き出してくれるのでは? とついつい期待してしまいます。

(c)2018「世界でいちばん長い写真」製作委員会

『世界でいちばん長い写真』など4本もの出演映画が立て続けに公開!

松本穂香の活躍ぶりは、スクリーンにも波及! 初夏から秋にかけて、『恋は雨上がりのように』(公開中)、『世界でいちばん長い写真』(公開中)、『名前』(6月30日公開)、『あの頃、君を追いかけた』(10月公開)と、4本もの出演映画が立て続けに公開されます。

いずれも実年齢より年下の女子高生役ですが、中でも、「ストロベリーナイト」など幅広いジャンルで活躍する人気作家・誉田哲也の原作を映画化した青春群像劇『世界でいちばん長い写真』は、松本穂香の等身大の魅力が発揮されています。

愛知県の学校であった実話をベースにした本作は、高校の写真部に所属する内気な性格の内藤宏伸(高杉真宙)が主人公。ある日、改造された珍しいパノラマカメラを手にした彼は、少しずつ周囲に溶け込み、目標を見出していきます。そんな宏伸の成長をそっと後押しするのが、松本演じる写真部の部長、三好奈々恵です。

言いたいことを飲み込んでしまう宏伸に対し、率直な言葉で叱咤する奈々恵は、一見、粗暴な性格に見えますが、その実、面倒見のいい姉御肌。

松本自身、「宏伸とは正反対の性格で、真っすぐすぎて不器用な女の子。脚本を読んだとき、素直に『好きだな、この子』と思って演じました」と、自らも奈々恵について好感を持っていたことを明かしています。

(c)2018「世界でいちばん長い写真」製作委員会

今やNHK連続テレビ小説への出演は新進女優の登竜門のひとつ。「ひよっこ」で脚光を浴びた松本穂香も、その後は一挙に露出を増やしています。しかし、本格派俳優として第一線で活躍し続けられるのはほんのひと握り。彼女にとって、出演ラッシュを迎える今夏は、そのブレイクを決定づける勝負のシーズンといえそうです。

(文/晴スミス・サンクレイオ翼)