8月1日に公開される映画『センセイ君主』。竹内涼真が演じるクールな数学教師・弘光由貴と、彼に恋する女子高生・佐丸あゆは(浜辺美波)の恋の行方を描いたラブコメディです。幸田もも子による人気コミックが原作で、竹内はコミック同様、弘光のビジュアルに欠かせないメガネを着用。クールな黒ぶちメガネ姿が、「イケメンだけど冷徹」という役柄を引き立たせています。

これまでにもさまざまなイケメン俳優が、メガネが印象的な教師を演じてきましたが、皆さん覚えていますか?

ジャニーズ同期対決! 世界史を教えてほしいのはどっち?

昨年、同じ時期に公開された映画『ナラタージュ』と『先生! 、、、好きになってもいいですか?』。どちらも教師と生徒の恋を描いた作品ですが、『ナラタージュ』では嵐の松本潤、『先生! 、、、好きになってもいいですか?』は生田斗真が教師を演じ、奇しくも共にジャニーズ事務所所属。しかも、どちらの教師も担当科目は世界史でした。

さまざまな偶然が重なりましたが、メガネはそれぞれ、松本が濃い茶色のスクエア型で、生田は銀縁のラウンドタイプ。

松本は、行定勲監督の「目線の強さをいつもの40%まで落としてほしい」という要望を実現すべく、前髪を下ろし、監督が何十本もの中から選び抜いた“こだわりのメガネ”をかけることで、教師・葉山の内面のあいまいさを表現しました。一方、生田が演じた「外見にこだわらない真面目な教師」という役どころを印象付けた“銀縁のメガネ”も、生田が黒縁や丸メガネなどいろいろ試した結果、選ばれたメガネだったそう。

どちらの作品も、二人がバラエティ番組などで見せるイメージや雰囲気とはだいぶ違いましたが、それがまたファンにとってはギャップ萌えにつながり、「抑えた表情からにじみ出るカッコよさがたまらない」といった声もありました。

生物は野暮ったさがセクシーな『昼顔』の斎藤工、国語は『鈴木先生』の長谷川博己

ギャップ萌えと言えば、『昼顔』(2017年)の斎藤工演じる生物の教師・北野も、「野暮ったい見た目が、逆にセクシー」と評判になりました。

斎藤演じる北野は、研究者の道をあきらめ、教師になった人物。フチなしのメガネをかけ、普段の会話でも生物に関する話をする、いかにも「元研究者」の佇まい。一見不倫とは程遠い存在だからこそ、メガネをはずしたときの色気漂う演技が、観る人の心をつかんだのでしょう。それまで長く「ネクストブレイク俳優」と言われ続けてきた斎藤にとって、ターニングポイントとなった作品でした。

長谷川博己主演の『鈴木先生』(2013年)も『昼顔』と同様、テレビドラマから映画になった作品です。黒のスクエアタイプのメガネに加え、ループタイが特徴の鈴木先生は、国語が専門。独特の教育方針で生徒を育て、クラスを作り上げていこうとします。クラスを引っ張る姿が頼もしい一方で、自分のクラスの生徒である小川(土屋太鳳)を対象に妄想したり、教育熱心なあまり空回ってしまったりと、どこか笑える作品でもあります。

教師だからこそ、より魅力的に見せてくれるメガネというアイテム

教師役では、メガネをかけることで“先生らしさ”がより際立つのでしょう。形やフレーム、色などで役柄の性格を表したり、はずしたときのギャップで視聴者を引きつけたりと、さまざまな効果を生んでいるようです。それにしても、映画に出てくるようなイケメンメガネ先生が学校にいたら、勉強に集中するのが難しそうですね。

(文/北舘和子)