『時をかける少女』(2006年)で注目され、前作『バケモノの子』(2015年)は興行収入が58億円を突破(※1)するなど、今やスタジオジブリに肩を並べ、日本のアニメーションを代表するヒットメーカーとなった細田守監督。

最新作『未来のミライ』は、甘えん坊の男の子“くんちゃん”と、未来からやってきた妹の“ミライちゃん”が織り成す、世代と時空をこえた冒険活劇だ。細田作品のテーマともいえる“家族”を、正面から見据えた作品に仕上がっている。

小さな兄と大きな妹が時空をこえて大冒険!

(C)2018 スタジオ地図

あらすじ

とある都会の片隅にある、小さな庭に小さな木が生えた小さな家。そこで暮らす4歳の甘えん坊・くんちゃんのもとに、妹のミライちゃんがやって来る。しかし、両親の愛情を妹に奪われた気がするくんちゃんは、ミライちゃんのことを好きになれない。そんな時、家の庭に、彼のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ、未来から来た妹のミライちゃんが現れる。ミライちゃんに導かれ、時をこえた“家族の物語”へと旅立つくんちゃん。それは、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりだった!

予告動画

日本を代表するヒットメーカー、細田守監督最新作

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監督・脚本・原作を務めたのは、今や日本を代表するアニメーション監督の細田守。

2006年に公開された『時をかける少女』は、公開当初は6館という小規模な公開だったにも関わらず、口コミによってその評判が広がり、最終的には100館以上で上映。その後、DVD発売まで9か月もの間、ロングラン上映を続けるという異例のヒット作となった。

2009年に発表した初のオリジナル作品『サマーウォーズ』でも4か月のロングラン上映で126万人を動員し、興行収入が16億円を超えるスマッシュヒットを記録(※)。細田守監督の名を一躍世に知らしめることとなった。

監督は、それから3年おきに新作を発表。2012年の『おおかみこどもの雨と雪』では興行収入約42億円(※)、2015年の『バケモノの子』では58億円を超えるヒットを記録(※)するなど、新作を発表するたびに前作をの記録を更新し続けている。

国内外で高い評価を獲得する細田守監督

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興行収入だけでなく、細田守監督の作品は、国内はもちろん、海外でも高く評価されている。

日本の名だたる映画賞やアニメーション賞はもちろんのこと、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』は、世界でも権威のある映画賞の一つ、シッチェス映画祭アニメーション部門で、3度の最優秀長編作品賞受賞をはじめ、数多くの映画賞を受賞。『バケモノの子』は、アニメのアカデミー賞と言われる、アニー賞の長編アニメーション作品賞にもノミネートされるなど、作品を追うごとにその注目度は高くなっている。

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そして今作『未来のミライ』は、映画の公開を前にして、世界三大映画祭の一つとして知られるカンヌ国際映画祭の期間中に実施される「監督週間」に選出。この「監督週間」は、映画監督が世界に出ていく登竜門としても知られ、今年は1609本の応募の中から、唯一のアニメーション作品として本作が正式招待されるという快挙を成し遂げた。

近年選出されたアニメ作品の多くが、その後のアカデミー賞長編アニメーション賞にもノミネートされていることから、本作もノミネートへの期待が高まっている。さらに、カンヌ映画祭で海外セールスを図ったところ、完成前にも関わらず、世界57か国から公開のオファーが届いたというから驚きだ。世界規模での細田守監督作品への期待の高さが伺える。

豪華声優陣が集結!オープニングテーマ、エンディングテーマは山下達郎

細田作品は、新作ごとに豪華な俳優陣がキャラクターの声優を担当することでも注目を集める。

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今作で主人公の少年・くんちゃんの声を務めたのは、『羊と鋼の森』(2018年)の上白石萌歌。姉であり、国民的大ヒットアニメ『君の名は。』(2016年)でヒロインの声を担当した上白石萌音は、『おおかみこどもの雨と雪』でも声優を務めており、姉妹で細田作品への出演となった。

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未来からやってくる妹・ミライちゃんの声には、監督から抜群の信頼を寄せられ、今作で細田作品3度目の参加となる黒木華。また、くんちゃんのおとうさん役に星野源、おかあさん役を麻生久美子、じいじ役には役所広司など、人気と実力を兼ね備えた豪華キャストが声優として名を連ねる。

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さらに、予告編にも登場しているバイクや馬にくんちゃんを乗せて颯爽と走る青年には、本格的な声優初挑戦となる福山雅治がキャスティングされたことにも注目だ。

オープニングテーマとエンディングテーマを担当したのは、細田監督たっての希望で、『サマーウォーズ』以来、9年ぶり2度目の細田作品への参加となる山下達郎。監督は彼が手掛けた楽曲を、「容赦ない完成度の、震えるような名曲」と話す。

細田監督が描く、新たな家族の物語のテーマは“兄妹”

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細田監督は、これまでの作品では様々な視点から“家族”について描いてきた。『サマーウォーズ』では家族の結束、『おおかみこどもの雨と雪』では子どもを育てる母の強さ、『バケモノの子』では血縁を超えた父と子の関係を映し、それぞれの関係性の中で、主人公たちは少しずつ成長していく。

監督が今作でテーマに据えたのは、“兄妹”の関係。「挑戦だった」と語るように、本作の主人公は4歳児。妹ができ、それを喜んだのも束の間、両親は妹の世話で手いっぱい。独占できていた両親の愛を突然奪われ、彼は妹の存在を受け入れることができない。そんな時、小さな家の小さな庭で成長した未来の妹と不思議な出会いをし、彼女との冒険を経て、少しずつ兄として成長していく姿を丁寧に描写する。

前作『バケモノの子』は、“血の繋がらない家族の絆”を、今作は“血の繋がりがあっても、簡単に家族になれない”という視点で描かれているところが非常に興味深い。

(C)2018 スタジオ地図

4歳児を主人公にしたことで、その目線で描かれる世界、初めての冒険や様々な人との出会いは、大人が感じるものとはまったく違う世界として映る。それを、細田監督率いるスタジオ地図が、緻密で繊細なアニメーションで見事に表現。特筆すべきは、主人公・くんちゃんの表情だ。コロコロと変わる4歳児の喜怒哀楽と、少しずつお兄ちゃんになっていく姿は、愛くるしく、そして頼もしく見えてくる。

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彼を待ち受ける見たこともない世界と様々な人々。そこで初めて知る様々な家族の愛の形。果たして、彼が最後にたどり着いた場所とは? ミライちゃんがやってきた本当の理由とは?

公開は、夏休みに合わせた7月20日(金)。映画館でワクワクしながら、家族で楽しむのにふさわしい一本だ!

文=SS-Innovation.LLC

映画『未来のミライ』作品情報

2018年7月20日(金)全国ロードショー!

【キャスト】上白石萌歌・黒木華・星野源・麻生久美子・吉原光夫・宮崎美子・役所広司/福山雅治

【スタッフ】監督・脚本・原作:細田守/作画監督:青山浩行・秦綾子/美術監督:大森崇・高松洋平/音楽:高木正勝/オープニング・エンディングテーマ:山下達郎

企画・制作:スタジオ地図/配給:東宝

 

※…一般社団法人日本映画製作者連盟発表