今年5月にデビューしたジャニーズの新グループ・King & Prince。デビュー曲の「シンデレラガール」は初週売上で60万枚を超える大ヒットとなり、華々しいスタートを飾りました。さらに、リーダーの岸優太は12月公開の映画『ニセコイ』に出演することが発表され、メンバーの永瀬廉と神宮寺勇太も、来年公開の映画『うちの執事が言うことには』への出演が決定。永瀬は主役の社交界の御曹司を演じます。

すでに『honey』(2018年)で主演を務めた平野紫耀に続き、これで映画主演を果たしたメンバーが2人目となります。他のメンバーたちも今後にも期待がかかります。そこで今回は彼らの未来を占うべく、メンバー全員が個人での映画主演を果たしている先輩グループ「嵐」の、メンバーそれぞれの「映画初主演」の歩みを振り返ってみたいと思います。

蜷川幸雄も絶賛! 嵐で最初に主役を演じたのは二宮和也

1999年デビューの嵐は、2002年に『ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY』に全員が主役という形で出演していますが、メンバー個人での主演となると、一番早いのが2003年公開の『青の炎』で主演となった二宮和也です。

同作の監督は故・蜷川幸雄で、本作パンフレットのインタビューで「想像以上に良かった。初めて会って5、6分話しただけで、二宮君と心中しよう、と決めたくらい」と語っています。その後も二宮は、オーディションで『硫黄島からの手紙』(2006年)の出演を勝ち取り、ハリウッドデビューを果たすなど、俳優としての活動の幅を広げました。

嵐で次に個人での主演となったのが、2006年の『ハチミツとクローバー』で竹本祐太を演じた櫻井翔。美大生5人の恋模様を描いた本作は、エンディング曲として嵐の「アオゾラペダル」が使われ、韓国でも上映される人気作品となりました。

翌年には松本潤が主演をつとめた『僕は妹に恋をする』が公開。双子の兄妹の恋愛という題材でしたが、松本は作品について「悲しい辛い恋だからこそ純粋さ一杯なので、それを感じて貰えれば嬉しい」と同作試写会の舞台挨拶で語っています。

大野は海外ロケも経験 さらに同じ監督のもとで再び主演も

大野智の単独初主演作は2011年の『映画 怪物くん』。前年にドラマとして放送されていましたが、映画では舞台を“カレーの王国”とし、スケールアップ。インドでもロケを行いました。なお、同作監督の中村義洋とは昨年、『忍びの国』でもタッグを組んでいます。

そして残るひとり、相葉雅紀の映画単独主演作は2014年に公開されました。それが『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』。この年の「東京国際映画祭」でもワールドプレミアとして上映され、嵐全員で同映画祭のスペシャルアンバザダーも務めました。

こうして、晴れて嵐のメンバー全員がメンバー個人での映画主演を果たしたのです。

関ジャニ∞で映画主演が待望されているのは?

ちなみに、嵐と共にジュニア時代を過ごし、2004年にCDデビューをつかんだ関ジャニ∞は、錦戸亮が2010年公開の『ちょんまげぷりん』で最も早く単独主演を果たしています。その後、2013年に大倉忠義が『100回泣くこと』、安田章大が『ばしゃ馬さんとビッグマウス』で主演、2015年には渋谷すばるの『味園ユニバース』、そして2017年は横山裕が『破門 ふたりのヤクビョーガミ』、丸山隆平が『泥棒役者』とメンバー個人での初主演作が続いており、あとは村上信五の登場が待たれるところです。

果たしてKing & Princeでは、誰が平野、永瀬に続き映画主演を務めるのか……今後の彼らの「銀幕デビュー」に期待です。

(文/北舘和子)