ホラー映画屈指の人気シリーズ『ハロウィン』。今年10月19日には、通算11作目となる『Halloween(2018)』が全米で封切りとなる。ハロウィンといえば、近年は映画『スーサイド・スクワッド』(2016年)に登場するキャラクター、ハーレイ・クインの仮装が人気を集め、芸能界でもローラやHYDEらがハーレイに扮(ふん)したことも話題となった。今年ブームとなるのは、どの映画のどのキャラクターか。予想しつつオススメを紹介しよう。

赤、青、金の戦闘服が眩しい“女戦士”が大本命!?

ハーレイ・クインが登場する『スーサイド・スクワッド』の原作は、スーパーマンやバットマンなど、数多くの人気キャラクターを生み出しているアメリカの漫画出版社、DCコミックスのアメコミ。DCコミックスの中でも近年、高い人気を誇っているのが『ワンダーウーマン』(2017年)の主人公、ダイアナだ。

アマゾン族の王女であり、第一次世界大戦終結のために奮闘する勇ましきダイアナは、赤、青、金を基調とした鮮やかな戦闘服を身に纏った女戦士。実はダイアナは『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年)にも登場しており、その際に着用していたのは、茶色をベースとしたシックな色味の衣装である。どちらの衣装を選ぶかによって、見た者の「アメコミ通度」を測れるかもしれない。

アメコミ人気シリーズの“傭兵”が大穴!?

DCコミックスと並ぶアメコミの大手出版社、マーベル・コミックもスパイダーマンやアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルクなど多くの人気キャラクターを生み出している。そのヒーローたちが集結する人気シリーズ『アベンジャーズ』の最新作、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が今年4月に日本公開され、大ヒットしたのは記憶に新しい。

そんなマーベル・コミックでひと際異彩を放つキャラクターが、今年6月に公開された『デッドプール2』の主人公、ウェイド・ウィルソンだ。極秘の人体実験の被験者となり不死身に近い治癒能力を獲得したものの、それと引き換えに壮絶な火傷を負ってしまったウェイド。その傷跡を隠すために、自作の真っ赤なタイツスーツに身を包んだ姿が傭兵「デッドプール」だ。コミカルさとスタイリッシュさを兼ね備えた出で立ちは、ハロウィンにふさわしい衣装といえるだろう。

インパクト狙いの“異星人”に“道化師”!?

インスタ映えを狙う人は、インパクトのあるキャラクターに扮するのもいいかもしれない。今年9月に公開の『ザ・プレデター』は、アーノルド・シュワルツェネッガーが主演を務めた1作目の『プレデター』(1987年)からクロスオーバーも含めると今回で6作目となる人気シリーズ。同作に登場する圧倒的な強さで人間に襲い掛かる異星人のプレデターは、甲殻類を彷彿とさせるグロテスクな顔立ちとドレッドヘアのような何十本もの管が強烈なインパクトを放ち、ハロウィンにはもってこいだ。

また、1990年公開のホラー映画『IT/イット』のリメイクとして2017年に公開された『IT/イット“それ”が見えたら終わり。』に登場する、次々と子どもたちの命を奪っていく恐怖のピエロ、ペニーワイズもオススメだ。ボサボサの赤い髪、団子状の赤い鼻に顔面は白塗りという奇怪なルックスは、特別なマスクがなくても、ヘアメイクのアレンジだけで再現可能。意外とお手軽なハロウィンの仮装かもしれない。トレードマークの赤い風船を持ち歩けば、スリリングなハロウィンナイトが楽しめること間違いなしだ。

本格的なコスプレはハードルが高い……とためらう人には、現在公開中の『SUNNY 強い気持ち・強い愛』に登場する1990年代ファッションがお勧めだ。コギャルファッションや安室奈美恵を真似た「アムラー」ファッション全盛期が舞台となっているため、劇中には、ルーズソックス、厚底ブーツ、オーバーサイズのニット、マイクロミニなどのファッションアイテムが多数登場する。今でも手軽にそろうアイテムが多いので、ハロウィン入門編としては最適だろう。……そんな具合に、来るべきハロウィンに備え、キャラクターの衣装に注目して映画を観るのも、また一興かもしれない。

(文/猪口貴裕)