10月20日より公開となるドキュメンタリー映画『世界で一番ゴッホを描いた男』の主人公、“世界で一番ゴッホを描いた男”チャオ・シャオヨン(趙小勇)の描いた、ゴッホの複製画が映画の公開にあわせて、東京・大阪・愛知の劇場3館で、計4点展示公開されることが明らかとなった。

“世界で一番ゴッホを描いた男”が描いたゴッホの複製画

複製画制作で世界の半分以上のシェアを誇る油絵の街、中国・大芬。出稼ぎでこの街にやって来たチャオ・シャオヨン(趙小勇)は独学で油絵を学び、20年もの間ゴッホの複製画を描き続けている。絵を描くのも食事も寝るのも工房の中。いつしかチャオ・シャオヨンはゴッホ美術館へ行くという夢ができた。本物のゴッホの絵画からゴッホの心に触れて何か気づきを得たい、今後の人生の目標を明確にしたいという思いと共に。どうしても本物のゴッホの絵画を観たいという想いは日増しに募り、ついに夢を叶えるためにアムステルダムを訪れるのだが――

世界で一番ゴッホを描いた男 アムステルダム

(C)Century Image Media (China)

中国南部深圳市にある大芬(ダーフェン)は世界最大の「油画村」と呼ばれ、ゴッホをはじめとする有名画家の複製画が産業として確立している場所。実に世界市場の6割の複製油絵が制作されていると言われており、現在、画工の数は1万を超える。毎年、数百万点の油絵がこの街から世界中へ売られていき、その総額は2015年で6,500万ドルを超えている。ドキュメンタリー映画『世界で一番ゴッホを描いた男』は、そんな油画村で、ゴッホの複製画10万点以上を家族と共に描いてきた男チャオ・シャオヨンを追った作品。

世界で一番ゴッホを描いた男 星月夜

(C)Century Image Media (China)

チャオ・シャオヨンは湖南省出身。1996年に出稼ぎで大芬にやって来て、それまで観たことがなかったゴッホの絵画の複製画の制作を独学ではじめ、多い時には毎月600~700枚を描いてきた。彼は「自分はゴッホの複製画制作に命を懸ける職人なのか?ゴッホの生き様を今に蘇らせるアーティストなのか?」という葛藤を経て、本物のゴッホの絵画を観たいという想いがつのった結果、アムステルダムを訪れる。映画では、彼の日々の姿から、アムステルダムを訪れる様子までが描かれる。

このたび、本作内にも登場する、チャオ・シャオヨンが描いたゴッホの複製画4点が、公開劇場で展示されることが決定した。

世界で一番ゴッホを描いた男 15本のひまわり

(C)Century Image Media (China)

このたび公開されるのは、新宿シネマカリテ(東京)、伏見ミリオン座(愛知)、シネ・リーブル梅田(大阪)の計3箇所。新宿シネマカリテでは『15本のひまわり』『クロ―平野の収穫、背景にモンマジュール』の2点、伏見ミリオン座では『包帯をしてパイプをくわえた自画像』、シネ・リーブル梅田では『星月夜』が公開され、東京・愛知は10月20日より、大阪は10月27日より展示される。(※展示期間など詳細は、映画公式サイトならびに各劇場にて)

世界で一番ゴッホを描いた男 自画像

(C)Century Image Media (China)

映画『世界で一番ゴッホを描いた男』は10月20日(土)より、新宿シネマカリテ/伏見ミリオン座ほか、全国順次ロードショー。