『ギャングース』(11月23日より公開)で、加藤諒、渡辺大和(黒猫チェルシー)とトリプル主演をつとめる高杉真宙。本作で高杉は、清潔で上品なイメージから一転、髪を伸ばしワイルドな風貌で、一風変わった「サイケ」というあだ名で呼ばれる不良少年・恵吾を演じる。

高杉といえば「真宙(まひろ)」という名前が印象強いが、芸名ではなく本名である。今回は、高杉をはじめとした、印象的な本名で活躍する芸能人たちのステキな「名前の由来」を紹介しよう。

名は体を表す!? 広い心に、広い演技

「宙(ひろ)」という珍しい読み方から、「高杉真宙」が芸名であると思い込んでいる人も少なくない。高杉は、ファンから寄せられた「真宙の名前の由来は?」という質問に対して、自身のブログで“真実の広い心を持った子に育つように”と名付けられた名前であると答えている。

名は体を表すとは良く言ったものだが、高杉の“広い”は心だけではなく、演じる役の幅にも及んでいる。ブレイクのきっかけとなった「ファブリーズ」のCMの長男役、「仮面ライダー鎧武/ガイム」(テレビ朝日系)で演じた呉島光実/仮面ライダー龍玄役、バラエティ番組「痛快TV スカッとジャパン」(フジテレビ系)で扮する“胸キュン”の男子キャラなど好青年役のイメージから、今年7月公開の『君が君で君だ』での彼女に借金を押し付けるヒモ男役、今作『ギャングース』では少年院を出た不良役と、広がり具合が半端ない。末広がりな今後に期待だ。

願いを形に!名付けに応える芸能人たち

第1子出産、ハズキルーペの新CMでの抜擢など、話題が尽きない武井咲。初めて見かけた頃は「咲(えみ)」と読めず、それが却って印象深かった。彼女の名前も本名だ。その由来については、「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2011」の“最も笑顔が輝いた著名人(女性の部)”に選出された際、本人の口から語られている。

咲(えみ)という名前は、両親が“花が咲くように笑みの絶えない女の子に”という意味で付けてくれたそう。武井は「このような賞をいただいて両親にも自慢できるし、私もすごく嬉しいです」と喜びのコメントを残している。その顔には、“名は体を表す”通りに、はじけるキュートな“笑み”が浮かんでいた。

両親ではなく、祖母に付けられた名前を持つのは、モデルでタレントの森星だ。「星」と書いて「ひかり」と読む本名は、世界的ファッションデザイナーである祖母・森英恵(もり・はなえ)独自の感性が込められた名前であるよう。2015年、23歳の誕生日を記念したスタイルブック『Star』刊行にあたり実施された、祖母との初対談で、その由来が明かされた。

「星」の名前について森英恵は「太陽のぴかぴかよりも、きらりと光る星の光りがいい」との想いを込めたそう。それを聞いた森星は「なんてステキ(な名前)!」と感動のあまり涙目になってしまったそう。その名前の通り、現在ではテレビや雑誌、広告やファッションショーなど多方面で明るく清らかな輝きを放っている。

世界でも通用する名前を付けられたのは、苗字がなかなか読めないあの人

両親からもらった名前を糧に、さらなる活躍が期待される女優もいる。“世界のどこに行っても、「東京で生まれた子です」と言えるように”との理由で「京子」と名付けられたのは、今年9月より公開の『累-かさね-』『散り椿』など話題作に続々と出演し、今最も注目される若手女優の一人である芳根京子だ。

小学生の時は、“子”の付く古風でシンプルな名前をなかなか好きになれなかったという芳根。しかし、難しい読みの「芳根(よしね)」に対し、「京子」という読みやすくシンプルな下の名前を持っているため、周りが自分を「京子」「きょーちゃん」と下の名前で気軽に呼んでくれていることに気付き、自分の名前が好きになったのだそう。芳根にとって、名前は人との距離を縮めるきっかけなのだ。今後もさまざまな人と深く関わり成長をすることで、いつか“東京の京子”が世界で活躍する日が来ることを楽しみに待ちたい。

(文/ナカニシハナ)