NHK連続テレビ小説「半分、青い。」、TBS系ドラマ「義母と娘のブルース」と、出演したドラマが高視聴率を記録している佐藤健。4月公開の『いぬやしき』、10月より公開中の『億男』でも高い評価を受けるなど、2018年は演技派俳優として、さらなる飛躍を遂げている。

そんな佐藤の2019年のカレンダーが発売された。佐藤といえば、仮面ライダー出身俳優の一人だが、ライダー出身者の中には、ちょっと風変わりな姿をカレンダーで発表している者がいるようだ。

気鋭の若手カメラマンとフォトセッションした佐藤健

11月23日公開の出演映画『ハード・コア』では、山田孝之との共演も話題となっている佐藤。同作では、山田演じる純粋ゆえに世間になじめないアウトローな兄をもどかしく思いながら見守る、エリート商社マンを演じる。

映画にドラマに引っ張りだこの佐藤の、来年度のカレンダー「佐藤健 2019年カレンダー」が発売となった。同カレンダーは「半分、青い。」のフォトブックと合同で制作され、ドラマタイトルにちなみ、カレンダーのコンセプトはストレートに“青のグラデーション”。新進気鋭の若手カメラマン3名がそれぞれの感性で「青」を表現し、新しいアーティスティックな世界観を作り上げている。

次々と若手のイケメン俳優が台頭する中、ドラマやCMでブレイクのきっかけをつかめば瞬く間に人気を得られる反面、飽きられるのも早く厳しい。そのためか、カレンダーもカッコ良さを追及しただけの写真集めいた作品では終わらせず、佐藤のような若手カメラマンを複数起用するなどの斬新な企画、尖ったコンセプトや設定を立てて、話題性を盛り込んだ商品が毎年多数発売されている。

佐藤も2018年は「佐藤健をもっと身近に」ということで、部屋着で枕を抱えて眠っている顔のアップや萌え袖姿など、2019年のコンセプトとはまったくタイプの違うカレンダーを出している。

完成度の高いセクシーな女装姿を披露した吉沢亮と中村優一

佐藤と同じ「仮面ライダー電王」出身の中村優一も「中村優一 2019 カレンダー」で強烈なインパクトを残している。中村は「10代のようなピチピチで元気あふれる写真」というテーマの下、80年代風の男性アイドルやスタイリッシュな浴衣男子などさまざまな表情を見せている。

中でも異色なのが金髪のウィッグにカラコンを付けた“人魚風の貝殻ビキニ”姿だ。本人曰く、過去に写真集で貝殻ビキニを披露した武田久美子がライバルとのことだが、ネットでは「どうしてそうなった?」「衝撃で言葉が出ない」と困惑気味のコメントが殺到した。

また、劇場版の「仮面ライダー電王」シリーズで主演をつとめた桜田通は、2016年に発売した「桜田通 2016.4→2017.3 NOT REAL カレンダー」で、「NOT REAL」という言葉通り、肌の色を黒く塗ったギャル男やオタク、女装といった、爽やかなルックスからは想像もつかない“ありえない”存在になりきった。

女装という点では、「仮面ライダーフォーゼ」に出演した吉沢亮も負けていない。2017年に発売した「吉沢亮 2017.4→2018.3 カレンダー」では “黄道12星座”を各月のテーマに掲げ、星座のモチーフとなっている動物と戯れたり、自ら星座に扮したりしているのだが、9月の「乙女座」では女装で勝負。ショートヘアのウィッグに白Tシャツというシンプルさながらも、思わず見惚れてしまうほどの美女に変身している。

過激さで一歩先を行っているのが「仮面ライダーW」に出演した菅田将暉だろう。2018年のカレンダーでは、シュールな河童やバナナの着ぐるみに身を包んだ勇姿を披露しているが、それがお寒いものではなく、もはや芸人のような貫禄すら感じさせる仕上がりとなっている。

イケメンでありながら、ルックスの良さに依拠することなく、全力で体を張ったカレンダーを出す仮面ライダー俳優たち。仮面ライダー俳優出身者であっても安泰とはいかないほど競争の激しい芸能界にあって、多様化する需要に対応し、ほかの人がまだやっていないことに果敢に挑戦していく若手俳優たちの柔軟さは、まさに仮面ライダーのように勇ましくヒーロー然としている。

(文/猪口貴裕)