映画をゆっくり観る機会が増える年末。いったいどの映画を観ればいいの? そんな疑問にこたえるべく、厳選した10作品をピックアップ。邦画、ファンタジー、元気をもらえる、青春モノ、アニメと5つの部門に分けて紹介します!

邦画部門

『来る』(12月7日公開)

『告白』『渇き。』などの中島哲也監督がメガホンを取り、岡田准一、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡の豪華キャストが集結した最恐エンターテインメント。ある一家を襲う怪異現象の原因を探るうち、民間伝承に由来する化け物に行き当たる。田舎に古くから伝わる因習というおどろおどろしいテーマに、人間の心の闇も描かれ、底知れぬ恐怖を掻き立てられる。岡田演じる主人公のオカルトライター、妻夫木ふんする化け物に狙われるイクメンパパなどのひと癖もふた癖もあるキャラクターの中でも、とりわけ松が不気味なメイクをほどこして演じる日本最強の霊媒師は強烈。日本中の霊媒師を集めた儀式の様子は、恐ろしさに荒唐無稽さもあいまって異様な盛り上がりを見せる!

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(12月28日公開)

(C) 2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会

『探偵はBARにいる』シリーズの大泉洋が主演を務め、渡辺一史のノンフィクション「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」を映画化した感動作。難病を抱えながらも、ひたすら前向きに、明るくわがままに生きる主人公とボランティアや家族の笑いと涙の日々を描写する。三浦春馬、高畑充希、萩原聖人、原田美枝子、渡辺真起子、佐藤浩市と日本映画を代表する俳優たちが豪華共演。「体は不自由でも心はいつも自由でハッピー!」とばかりに、ひたすらしゃべりまくって周りを巻き込み、すーっと人の心に入り込む愛されキャラクターの主人公・鹿野に脱帽。太陽のように周りを照らす彼の奇跡のような物語は、この冬ほっこりしたい人に超オススメ。

ファンタジー部門

『くるみ割り人形と秘密の王国』(11月30日公開)

(C) 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

バレエ「くるみ割り人形」に発想を得たディズニー製作のファンタジー。少女クララは、機械いじりが大好きだが、唯一の理解者である母が世を去ったことで心を閉ざしていた。ある日、母が遺したクリスマス・プレゼントをもらった彼女は、不思議な世界へと続く扉を開ける。異次元の冒険を経てたくましく成長するヒロインの姿が元気をくれる。何よりすごいのは、その映像美。雪の国、花の国、お菓子の国などの異世界のパノラマは圧倒的。チャイコフスキーの甘美なメロディーに乗って、ドリーミーな世界を体感できる。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(11月23日公開)

(C) 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) J.K. Rowling

『ハリー・ポッター』魔法ワールドの最新作にして、『ファンタスティック・ビースト』シリーズ第2弾。エディ・レッドメインふんする主人公ニュートとジョニー・デップふんする黒い魔法使いが巻き起こす、魔法界と人間界を巻き込んだ壮大な戦いの幕が開く。きらきらしたものが大好きなニフラーはもちろん、ベビー・ニフラーやズーウーなどの不思議な魔法動物たちが大活躍。さらにホグワーツ魔法魔術学校やジュード・ロウふんする若き日のダンブルドア先生など、『ハリポタ』ファンにもうれしいエピソードが登場し、存分に魔法の世界に酔いしれることができる。

やる気注入部門

『アリー/スター誕生』(12月21日公開)

(C) 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

戦前の名作『スタア誕生』の3度目のリメイク。ポップの女王レディー・ガガを主演に、『アメリカン・スナイパー』で絶賛された演技派俳優ブラッドリー・クーパーを監督&共演に迎え、現代にフィットするメロドラマを作り出した。作曲や歌の才能に恵まれながらも、自分に自信を持てずにいるクラブ歌手アリー。カリスマ的なロックミュージシャンのジャクソンに見いだされ、彼女は成功の階段を上りはじめるとともに、ジャクソンと激しい恋に落ちる。自分の才能が本物かどうかは、一歩踏み出してみなければわからない。チャンスをつかんだアリーの姿は、大きな一歩を踏み出す勇気を与えてくれるに違いない!

『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』(12月28日公開)

(C) 2018 TBV PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』などで抜群のコメディーセンスをみせる注目の女優、エイミー・シューマーがヒロインを演じるラブコメディー。ルックスにコンプレックスをもつレネーは頭を強く打って失神、目が覚めると美女に変身していた……と思っているのはレネーだけで、周りから見れば以前と何も変わっていない。そんなレネーを演じるエイミーのコミカルな演技は抱腹絶倒なだけではなく、自信を持てない女子にとって共感できることがたくさん。自分が美しくなったと思い込んだレネーは超ポジティブになり、恋に仕事にどんどん願いを叶えていく。180度変わったレネーの人生を見れば、コンプレックスも含めてありのままの自分を好きになることが、幸せになるための秘訣だと教えられる。

青春キラキラ部門

『春待つ僕ら』(12月14日公開)

(C) あなしん/講談社 (C) 2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会

『8年越しの花嫁 奇跡の実話』などの土屋太鳳を主演に迎え、あなしんの人気コミックを原作に描く青春胸キュンラブストーリー。バスケや友情や恋をテーマに、孤独なヒロインが自分の殻を破って成長していく姿を映し出す。共演は北村匠海、小関裕太、磯村勇斗、杉野遥亮、稲葉友ら今を時めく若手イケメン俳優たち。正統派ハンサムボーイ&王子様系男子の両方からアプローチされるヒロイン・美月のモテモテぶりにはジェラシーを感じちゃうかも!? 若さゆえに悩み、迷い、傷つきながらも一歩一歩進んで行く登場人物たちのまっすぐで、ひたむきな青春の日々につい感情移入してしまう。キラキラと輝く青春の一ページがまぶしすぎる! 

『ニセコイ』(12月21日公開)

(C) 2018映画『ニセコイ』製作委員会 (C) 古味直志/集英社

「週刊少年ジャンプ」のラブコメ史上最長連載を記録した人気コミックを、Sexy Zone の中島健人と中条あやみ、『俺物語!!』などの河合勇人監督のタッグで映画化。極道の組長の一人息子ながらまじめな高校生の楽と、アメリカのギャングのボスの一人娘でおてんばな女子高生の千棘が、敵対する互いの組織の事情からカップルのフリをすることに。とんでもない設定や正反対の性格の楽と千棘の掛け合いが楽しいうえに、ふたりが共通の悩みや意外な一面を知ることによって次第に距離を縮めていくプロセスが初々しくてほほ笑ましい。さらには千棘を含む3人の女子が楽に想いを寄せ、千棘にとっては切ない展開も。学園青春映画ならではの、乙女チックな展開に胸を締め付けられる!

アニメ部門

『グリンチ』(12月14日公開)

(C) UNIVERSAL PICTURES

2000年に実写映画化されたこともあるドクター・スースの原作によるクリスマス定番の絵本「グリンチ」を、『ミニオンズ』シリーズでおなじみのイルミネーション・エンターテインメントが長編アニメーション化。独りぼっちで成長し、ヒネクレ者の大人になってしまったグリンチ。村人たちが盛大に祝うクリスマスをぶち壊そうと、作戦を練って実行に移すのだが……。世をすねたヒネクレ者のグリンチは、そのままだと嫌われ者にもなりうるが、イルミネーションの手に掛かれば憎めないキャラクターに大変身! 目つきの悪さも、フサフサの緑の毛に囲まれると愛嬌さえ感じさせる。忠実な愛犬マックスとのコンビネーションも楽しい!

『シュガー・ラッシュ:オンライン』(12月21日公開)

(C) 2018 Disney. All Rights Reserved.

『ズートピア』のリッチ・ムーアが監督を務め、ゲームキャラの天才レーサー・ヴァネロペと、ゲームでは悪役だが根は優しいラルフの冒険を描くアニメーション。親友のふたりが業務用ゲーム機“アーケード・ゲーム”の世界を飛び出し、刺激的だが危険も潜むインターネットの世界で協力して奮闘する様子を描く。ゲームにオークションにショッピングにSNSと、どこまでも広がるネット世界の裏側は超エキサイティング! 高層ビルが立ち並ぶ近未来的な風景はもとより、マーベル作品のキャラクターをはじめ、白雪姫やシンデレラやエルサというディズニープリンセスたちの夢の共演にも大興奮! 冒険を通してひと回りもふた回りも成長する、主人公たちの姿に勇気をもらう。

シネマトゥデイ編集部