2000年1月30日、平成初となる仮面ライダー作品「仮面ライダークウガ」の放送が開始。第2作「仮面ライダーアギト」、第3作「仮面ライダー龍騎」と続くうちにファンから“平成仮面ライダー”と呼ばれるようになりました。

「ジオウ&ビルド」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

平成ライダーには本郷猛が変身した仮面ライダー1号を代表とする“昭和仮面ライダー”とは違う大きな特徴があります。敵や使う武器によってフォーム(姿)を変えて戦ったり、「仮面ライダーアギト」からは複数のライダーが登場し、「仮面ライダー龍騎」からは悪のライダーも登場したりして、ライダー同士の戦いも多くなっていきました。また第11作「仮面ライダーW(ダブル)」のガイアメモリ、第12作「仮面ライダーオーズ/OOO」のコアメダルなどアイテムを集めることで強化していくのも特徴です。

その究極となるのが平成仮面ライダー第20作にして、平成最後のライダーとなる「仮面ライダージオウ」です。

平成仮面ライダーを締めくくる「ジオウ」とは?

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「仮面ライダージオウ」の主人公は王様になるのが夢の高校生の常磐ソウゴ。そんなソウゴの前に現れたのは、50年後の未来からやってきた明光院ゲイツ=仮面ライダーゲイツとツクヨミでした。

2人は2068年に魔王オーマジオウとなったソウゴが世界を支配するので、それを阻止しにやってきたと言うのです。ところがソウゴは世界をよくする魔王になると明るく宣言したため、二人はソウゴを監視することにします。

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ところが、歴史を自分たちの都合のいいように変えようとするタイムジャッカーがアナザーライダーをソウゴに差し向けていきます。ジオウ最大の特徴は、時を超えて過去の平成ライダー=レジェンドライダーの時代で戦うところで、過去作のキャストが再登場するのも話題となっています。

シリーズ初期から登場していたニセライダーたち

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ジオウの敵となるアナザーライダーとは、それぞれの時代に活躍していたレジェンドライダーからライダーだった記憶と能力を奪い、その力を強い欲望を持つ者に与えた最強最悪の“ニセライダー”です。

昔からヒーローにニセモノはつきもので、「仮面ライダー」シリーズにはそんなニセライダーがたびたび登場していました。ニセライダーの代表といえば1971年にスタートした「仮面ライダー」の第91~94話に登場した6人のショッカーライダーでしょう。

本物との違いは眼の黒い縁取りとマフラーと手袋の色が、1号=黄色、2号=白、3号=緑、4号=青、5号=紫、6号=ピンクとなっているところ。本物と同じ能力に加え火炎放射や毒ガスなど特殊攻撃が可能という恐ろしい敵で、本物になりすますなど卑怯な手も使いました。しかし仮面ライダー2号こと一文字隼人にマフラーの色の違いを指摘されバレてしまいます。

実は石森章太郎の原作コミックの第4話「13人の仮面ライダー」にもショッカーライダーが登場していました。その中の一人が一文字隼人で、頭を負傷したことでショッカーの呪縛が解けて2号ライダーになるという展開でした。

平成仮面ライダーではさらに進化したニセライダーが登場し、「仮面ライダー龍騎」の鏡の世界に棲むもう一人の龍騎ことリュウガ、第7作「仮面ライダーカブト」には宇宙生物ワームが擬態したダークカブト、第9作「仮面ライダーキバ」のダークキバはこちらこそがオリジナルだった……など多彩なニセライダーが登場してきました。

仮面ライダーは虚構の存在だった!? 衝撃の劇場版最新作

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ジオウと前作「仮面ライダービルド」がコラボし、総勢20体の平成仮面ライダーが登場する『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』(12月22日公開)。本作では、ソウゴたちの仲間が次々と記憶を失い、そこへアナザー電王とアナザーWと共にスーパータイムジャッカーのティードが立ちふさがります。さらに、“仮面ライダーがテレビ=虚構の存在”であるとソウゴが知ってしまう衝撃の展開も。

果たして、ライダーたちの運命はどうなってしまうのか? 平成仮面ライダーたちの戦いの終焉と、新たなスタートを劇場で確かめましょう。

(文/竹之内円・サンクレイオ翼)