『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだ新作映画『ファースト・マン』。人類で初めて月に降り立ったニール・アームストロングの半生を描いたこの作品をひと足先に鑑賞し、その宇宙の描き方に圧倒されたのですが、観ているだけでは物足りない。宇宙飛行士になりたい! いや、それは無理でもせめて宇宙飛行士トレーニングを体験したい!

ケネディ宇宙センターへ

というわけでやってきたのがアメリカ・フロリダ州にあるケネディ宇宙センター。「HEROES AND LEGENDS」と書かれたかっこいい壁がお出迎え。

どでかいロケットが多数展示されています。こんなものが宇宙に行っていたのか……むしろ飛ぶのか? というのが正直な感想です。

日本の国旗を見つけて誇らしくなります。

NASAさん、私もファースト・マンになれますか?

ATX!

そんな場所にあるのがこの「ATX」。ASTRONAUT(宇宙飛行士)、TRAINING(トレーニング)、EXPERIENCE(体験)。名前からして絶対に宇宙飛行士のトレーニングが体験できそうです。

建物に入ると宇宙飛行士用の受付が。この時点ですでに宇宙飛行士になれた気分です。

その先で待っていたのが宇宙飛行士のトレーニングを体験できるアトラクション。

乗り込む系のものや、

VRゴーグルをかぶる系のもの、

そして「マイクログラビティ・シミュレーター」と書かれたものまでありました。残念ながら「マイクログラビティ・シミュレーター」だけこの日は稼働していませんでした。

火星でミッション!

まず体験したのは火星の歩き方を体験できる装置です。VRゴーグルをつけ、チームを組んだ人の指示を受けながら火星でのミッションをこなします。ゴーグルをつけるとマット・デイモン主演の映画『オデッセイ』のような世界が広がっていました。マシュー・マコノヒー×クリストファー・ノーラン監督の映画『インターステラー』に登場した星ほどの過酷さはなくて安心しました。途中で砂嵐に巻き込まれるという演出もありつつ、新種の鉱物を採集しました。

少しゲームっぽい要素もあるのですが、実際に本物の宇宙飛行士の方も体験されていて、点数を比較することができます。

乗り物酔いには要注意!

続いてはこちらのシミュレーターです。VRゴーグルのものが火星の歩き方だったのに対して、こちらは火星での探査車の運転を体験できます。2人乗りになっているこの装置、地形に合わせてかなり激しく動くので体験者からは乗り物酔いしてしまったという声が上がっていました。私はというとVRゴーグルですでに気持ちが悪くなるという三半規管の薄弱さが出てしまい断念……(申し訳ありません)。そういえば『ファースト・マン』でもアームストロングが平衡感覚を鍛える訓練を行っていました。

とんでもない大きさ!「サターンV」

そんな乗り物酔いを吹き飛ばしてくれたのが、ケネディ宇宙センターに飾られていたロケット「サターンV」です。

月面に有人宇宙船着陸を成功させるという「アポロ計画」に使用されたこのロケットはとにかく巨大。

363フィート(約110.6メートル)あり、上の画像にもある通り、アメリカン・フットボールのコートの大きさと同じくらいです。

重さも相当なものでボーイング747というジャンボジェットの飛行機7台分の重さという説明書きもありました。

ほかにも「サターンV」の展示場所にはこんな新聞があったり、

月の石があったり、

アポロ14号の帰還用のカプセルがあったり、

本物の宇宙服があったりと見所がたくさんありました。

結論

やはり宇宙に行く、月に行くということは並大抵のことではないようです。宇宙は映画で楽しむのが一番なのかなと思いました。『2001年宇宙の旅』あたりから新作『ファースト・マン』までもう一度観なおしつつ、いつか別の何かでファースト・マンになれたらいいなと思いました。

 映画『ファースト・マン』では月面着陸成功の裏側にあった船長アームストロング(ライアン・ゴズリング)の苦悩と血のにじむような努力などが描かれており、誰もが知る偉業の新たな一面を知ることができます(当然ですが今回私が体験した宇宙飛行士トレーニングとは比べものにならないくらい過酷なトレーニングの様子も映し出されます)。そして「あれっこれ宇宙で撮影したのかな?」と思わせるほどリアルな宇宙の描写を観たら、あなたも月を目指してトレーニングを開始したくなるかも!?

シネマトゥデイ編集部・海江田宗