『ルパン三世』小栗旬&黒木メイサ インタビュー

インタビュー

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「俺はルパン三世なんだぜ」って言えることは本当にありがたい

モンキー・パンチの国民的同名漫画をハリウッドで活躍する北村龍平監督が映画化した『ルパン三世』。本作でルパン三世役を演じた小栗旬と、峰不二子役の黒木メイサが苦労満載の撮影秘話を語った。

取材・文:編集部・森田真帆 写真:高野広美

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さまざまなことを学んだアクションシーン

Q:お二人の共演は『クローズZERO II』以来ですね。

小栗旬(以下、小栗):そうですね。映画『クローズZERO』のイメージがあるせいか、僕と黒木さんってすごく共演しているように思われているみたいなんですけど、そうでもないんですよね。だって『クローズZERO』でも一日、二日くらいしか会っていなかったし。

黒木メイサ(以下、黒木):そうそう! だから感覚としては、ほとんど初めましてって感じでしたよね。

Q:本作では、お二人とも素晴らしいアクションシーンを見せていました。どのくらい練習されたんですか?

小栗:日本では1か月間、週2回くらいの頻度で練習して、その後、僕だけ先にタイに行って韓国のアクションチームと練習をしていました。みんながタイに来てからは練習してたっけ?

黒木:練習というよりはリハーサルが多かったですね。前日のリハーサルとか、あとホテルのジムにある空いているスペースで、アクションチームをつかまえて練習したりしていましたね。

小栗:アクション監督が、映画『オールド・ボーイ』のシム・ジェウォンさん、ヤン・ギルヨンさんという方々だったんですが、アクションはお金も時間もかかるので、日本だと敬遠されているところがある中、韓国はちゃんとアクションを撮れる環境があるからどんどん伸びているんです。今後の日本のエンターテインメントってどうなるんだろうと危機感を覚えました。日本のいい部分も悪い部分も見えたのは、すごくいい経験でしたね。

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■酷暑での海外ロケで激ヤセ!?

Q:タイでの撮影はいかがでしたか?

小栗:タイの現場はみんなすごく賑やかでしたね。12時間拘束がルールで撮影しているんですけど、最後のほうは時間が足りなくてオーバーワークが連日続いていたんです。「おまえらは、いつもこんなことしているのか!?」って聞かれて、「こんなの楽チンなほうだよ」って答えたら「クレイジーだ」ってあきれられましたね。

黒木:でも、それでイラつくわけでもないんです。みんなで楽しくやっていたので、そこはすごく助かりましたね。

Q:タイは暑くなかったですか?

小栗:暑かった! めちゃくちゃ暑かったです! タイに行く前に結構体を絞っていて、ちょうど「Woman」というドラマに出演していたときで、そのときから10キロ落としたんです。でもタイにいる間に、どんどんやせていっちゃいましたね。

黒木:もうどこに行っても、真夏の日本みたいな暑さなんです。わたしは特に絞ろうと意識していなかったんです。日本でフィッティングしたときは、体にぴったりの服が多かったので「太ったらやばいな」って思ってはいたんですけど、逆にタイに入ってからどんどんやせちゃって・・・・・・。暑さにやられていましたね。場所によっては冷房も扇風機も使えなかったので、こたえました。

小栗:極端なんだよね。寒いときはめちゃくちゃ寒いし! 控え室の冷房が効きすぎているときとかあって、外は暑いわ、中は寒いわでどこにいりゃいいんだよってなるんですよ。

黒木:あはは、そうだったね~。でも夜は、結構涼しかったんですよ。

小栗:タイに着いてからはほとんど、夕方の5時に撮影が始まって、朝の5時に撮影が終わるという夜シフトだったんです。みんなで外に椅子を並べてボーッとしたりして、すごく過ごしやすかったな。

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■全キャストが感じていたプレッシャー

Q:たくさんの英語のセリフが出てきましたが、英語の練習はどのようにされたんですか?

小栗:英語のダイアログコーチに時間を取ってもらって、相手のセリフを言ってもらいながらセリフのやり取りを繰り返しました。その中で、この発音が違うとか、アドバイスをもらいながら矯正していきました。

黒木:大変でした。家でも練習ができるようにダイアログコーチの方にお手本を録音させてもらって、それを何度も何度も繰り返していました。最終的にコーチが聞いてOKを出すまで練習して、現場でもずっと練習していましたね。

Q:実写化には大きなプレッシャーがあったと思いますが、それぞれの役柄にはどのような思いで臨みましたか?

小栗:自分も含めて全キャストがかなりのプレッシャーを持って演じていたと思います。実際ビジュアルもうまくハマっていたし、みんな本当に素晴らしかった。とんでもない作品で主役をやらせてもらえるのは、それだけでも光栄なことで、「俺はルパン三世なんだぜ」って言えることは本当にありがたいなと思っています。

黒木:わたしは、アニメの不二子ちゃんを意識することはあまりしないようにしました。ただ一つ、男性にとっても女性にとっても魅力的に映ればいいなと心掛けて演じました。

記事制作 : シネマトゥデイ

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