『ホットロード』木村佳乃 インタビュー

インタビュー

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いつまでも色あせない、究極のラブストーリー

心に傷を抱えた14歳の和希と、刹那的に生きる不良少年の春山。不器用な二人の恋と青春を描き、1980年代半ばに大ヒットを記録した、紡木たくの伝説的コミックを映画化! 和希のママを演じた木村佳乃が作品の魅力を語った。

取材・文:本間綾香 写真:上野裕二

映画『ホットロード』は8月16日より全国公開

■夢中で読んだ原作マンガ

Q:もともと原作のファンだったそうですね。出演するにあたり、再びこの物語に向き合ってどう感じましたか?

小学生の頃に、姉のマンガを借りて読んでいたんですけど、和希が髪を茶色くしたり、家出をしたりする様子にハラハラしながらページをめくった記憶があります。当時は親に反抗することも、男の子と恋愛することも、未知の世界の出来事でしたからね。和希のママに対してはあまり良い印象はなかったのですが、改めて原作を読み返して、わたしが彼女に近い年齢になったからか、理解できる部分はありました。

Q:和希のママは、少女っぽい雰囲気を残した女性ですよね。

彼女は心の準備ができていないまま、若くして母親になったのだと思うんです。だから、ちょっと自己中心的なところがあるというか、恋人のことで頭がいっぱいで、多感な娘の気持ちの揺れに気付くことができない。でも、本来なら娘は母親にとって、何にも代え難い大切なものなんですよね。

Q:現場を離れても、役柄を引きずることはありましたか?

わたしは仕事に関してスイッチを切り替えるタイプなんです。ずっと役に入り込んでいると疲れちゃうから。でも、プライベートではそんな都合よくいきませんよね。子供がいると、セルフコントロールなんて不可能。むしろ、コントロールされる側ですから。振り回されるのは大変ですけど、それが幸せでもありますね。

■旬の女優、能年玲奈との共演

Q:和希役の能年玲奈さんは、今一番注目されている若手女優の一人ですね。 

玲奈ちゃんって、本当にキレイな目をしているんですよ。シャイであまり話さないんだけど、ピュアですごく真面目なんです。ガラス細工のようだけど、芯は強い。これから女優としても、一人の女性としても、いろんなことを経験すると思うんですけど、どう変化していくのか楽しみですね。

Q:最も印象に残っている能年さんとの共演シーンは?

和希をおんぶして走ったシーンですね。わたしは撮影初日だったのですが、いきなり母娘のクライマックスの場面からスタートしたので、「おぉ!」と思いましたね。三木(孝浩)監督はテイク数が多い方だったので、何度も走りました(笑)。

Q:完成した映画を観たときは、どんな気持ちでしたか?

わたしは玲奈ちゃんの隣で観たんですけど、とにかく彼女のことが気になって・・・・・・。玲奈ちゃん、微動だにせず食い入るように集中して画面を観ていたんです。自分の出演作品を関係者の方々と一緒に観るのは、緊張すると思うんです。でも、映画が終わって、ふーっと息をつく玲奈ちゃんを見て、わたしもほっとしました。三木監督はとてもキレイな画(え)を撮る方で、今回もそう感じるシーンがたくさんありました。

 

■時代を超えた不朽の純愛物語

Q:今の若い世代に、この1980年代のラブストーリーはどのように映るのでしょう?

どういうふうに感じ取ってくださるか、とても興味があります。わたしは原作を読んでいた当時、春山と和希の純愛に胸を打たれたんですね。人を好きになるのは尊いことだと思ったし、相手の体を大事に思う気持ちってステキだなと感じました。そういう普遍的なことが、この映画を観てくださる若い観客の皆さんにも伝わるといいなと思います。

Q:学生時代に原作を読んでいた、アラフォー女性たちの反応も気になりますね。

懐かしい気持ちになると思いますよ。自分の初恋や、親に隠し事をしたこと、初めてピアスを開けたときのこと、そういったかつてのドキドキした思い出がよみがえってくるかもしれませんね。

Q:育児をしながら女優としてますますご活躍されていますが、お仕事以外で最近どんな映画をご覧になりましたか?

『アナと雪の女王』ですね。面白かった! 子供を連れて観に行ったのですが、知っている歌が終わったら飽きてごそごそし始めたので、残り1時間ぐらいは席の後ろでおんぶしながら観ました。わたしにも姉がいるので、姉妹愛に感動しちゃって・・・・・・。外に出たがる娘をなだめながら、なんとか最後まで観ました。でも、おかげで手が腱鞘(けんしょう)炎になっちゃいました(笑)。

 

08月13日
記事提供元:シネマトゥディ(外部サイト)

記事制作 : シネマトゥデイ

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