【ハリウッド★トレンド通信 Vol.4】ヘアカットで運気アップ?セレブがバッサリ!ショートにする理由

コラム

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文=ロサンゼルス在住ライター 町田雪

失恋、イメチェン、気分転換、季節感、恋人の好み・・・。いつの時代も女性のヘアカットには様々な理由がある。そこに女優ならば役作り、ミュージシャンならばステートメントの必要性がプラスされ、驚きのショートヘアに変身するセレブが続出なのだが、決まって運気をアップさせている。そんなセレブの姿から、ショートヘアの魔法を読み解いてみたい。

今、ハリウッドで最もホットな売れっ子女優といえば、ジェニファー・ローレンスとスカーレット・ヨハンソン。実力、話題、評価、人気のすべてを兼ね備えた2人なのだが、ショートヘアがさらなる幸運を呼び寄せている。

ジェニファー・ローレンス

第86回アカデミー賞授賞式に登場したジェニファー・ローレンス
Photo by Matt Petit / (c)A.M.P.A.S.

『バベル』の脚本家ギジェルモ・アリアガが監督した『あの日、欲望の大地で』での演技が絶賛され、キャリア初期から「メリル・ストリープの再来」と謳われたジェニファー。2010年の主演作『ウィンターズ・ボーン』でオスカー主演女優賞にノミネートされ、長いブロンド髪に赤いロングドレスで颯爽とレッドカーペットに登場すると、2年後には『世界にひとつのプレイブック』でオスカー像をさらい(受賞スピーチ登壇の際につまずくというオチで話題もさらい)、一気にトップ女優の仲間入りを果たした。そして、映画業界やメディアの注目度が最高潮に達した瞬間、ピクシーカットに変身。理由は、映画撮影中に染めていた髪が傷み、収拾がつかなくなったから。ヒロインを演じる『ハンガーゲーム』シリーズはその前後に大ヒット、14年には『アメリカン・ハッスル』でまたまたオスカー助演女優賞にノミネートされるなど、運気もぐんぐん上昇した。ジェニファー・アニストンやリース・ウィザースプーンらが謳歌していた「アメリカの恋人」(誰にも愛されるチャーミングさと親近感を備えたスターの愛称だが、白人のブロンド女性に付けられることが多い)」のレッテルを拒むような斬新ショートヘアが、新しいファンを生んだことは間違いない。

スカーレット・ヨハンソン

ロサンゼルスのドルビーシアターで行われた『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のプレミアに登場したスカーレット・ヨハンソン
Photo by Jon Kopaloff/FilmMagic

一方のスカーレットは、インディ&メジャー問わず数多くの作品に出演し、ソフィア・コッポラやウディ・アレンら個性派監督のミューズとなりながらも、ゴージャスなブロンド髪のセクシー女優像から脱皮できないまま、キャリアが沈着。2010年の『アイアンマン2』、12年の『アベンジャーズ』のブラック・ウィドウ役でアクション・ファンを味方につけると、スパイク・ジョーンズ監督作『her/世界でひとつの彼女』における人工知能型OSの声演で評価を高め、リュック・ベッソン監督作『LUCY ルーシー』でヒットメイカーの称号をプラスした。そんななか、仏ジャーナリストとの婚約・妊娠を発表したかと思うと、ピクシーカットに変身。メイクや小物使いなどファッションの幅も広がり、育児や教育について語ることで親近感も深め、幅広い女性層の支持を得ている。既に米国では公開された『アベンジャーズ』の第2弾『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は前作同様に大ヒットを記録している。7月4日(土)からの日本公開が待ち遠しいファンも多いのでは。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
作品詳細

アン・ハサウェイ

第86回アカデミー賞授賞式に登場したアン・ハサウェイ
Photo by Matt Petit / (c)A.M.P.A.S.

役作りのためにベリーショートに変身した人気女優といえば、アン・ハサウェイとシャーリーズ・セロンだ。大きい瞳に黒い長髪がチャームであったアンは、デビュー作『プリティ・プリンセス』と続編が大ヒットするも、お姫様イメージから抜け出せないまま、失速。ところが、2008年の『レイチェルの結婚』では、イメージ一転のショートボブで元薬物中毒患者の役を演じ、アカデミー賞の主演女優賞ノミネートを獲得。12年の『レ・ミゼラブル』ではファンティーヌ役のためにベリーショートに変身し、迫真の演技と美しい歌声で人々を魅了し、オスカー受賞を果たした。自身もお気に入りだったというピクシーショートは幸運のチャームとなり、つい最近まで彼女のトレードマークであったほど。

シャーリーズ・セロン

2013年のアカデミー賞でダスティン・ホフマンとプレゼンターを務めたシャーリーズ・セロン 役のために短髪になっていた
photo by Matt Petit / (c)A.M.P.A.S.

6月20日に日本公開となる『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で、クールなスキンヘッド姿を披露しているのはシャーリーズ・セロン。ロング、ボブ、ショートと、見るたびに違うヘアスタイルを披露しているが、なかでもショート姿の美しさはピカイチだ。先日の仏カンヌ映画祭では、交際中のショーン・ペンを伴って、颯爽とレッドカーペットに登場。スキンヘッド上がりの短髪にパンツスーツ&サングラス・ルックで、養子のジャクソンくんを抱えながら颯爽と歩く姿もキマっている、最高に格好いい(まもなく)40歳なのだ。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

6月20日(土)より『マッドマックス 怒りのデス・ロード』日本公開
(C)2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
作品詳細

音楽界でもピクシーカットやベリーショートは大流行。みなぎるエネルギーとパワーを解き放ちたかったビヨンセ、ツアーが終わる寂しさを脱したかったケイティ・ペリー、エクステンションを脱ぎ捨て、ありのままの自分と自信を見せたかったマイリー・サイラスなど、ショートヘアにステートメントを託すスターは多い。マイリーは「ショートヘアが人生を変えた」とまで断言。女性ならばロングヘアであるべき、というステレオタイプを一蹴したいとも語っている。

実際、米国では、ショートヘアの女性が驚くほど少ない。文化や慣習、人種の問題もあるが、マイリーのいうステレオタイプが存在することも確かだろう。だからこそ、各世代におけるファッション&オピニオン・リーダーであるスターたちが、ショートで輝く姿が眩しく映る。動機は何にしろ、ヘアカットが運気を上げてくれることは、セレブたちが証明済み。日本の皆さんも、この夏は爽やかショートに変身してみては?

『バンガーズ』

全米アルバム・チャート初登場1位を獲得した大ヒット・アルバム『バンガーズ』(原題:Bangerz)を引っ提げて行われたツアーの模様が遂にDVDで登場
マイリー・サイラス
NEW ALBUM「バンガーズ(原題:Bangerz)」(SICP-3924) 価格:2200円
LIVE DVD「バンガーズ・ツアー」(SIBP-260) 価格:3456円

詳しくは
http://www.sonymusic.co.jp/artist/mileycyrus/

記事制作 : Avanti Press

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