『脳内ポイズンベリー』西島秀俊&神木隆之介 インタビュー

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男は女性に優しくなる!? 驚きの脳内会議

『脳内ポイズンベリー』西島秀俊&神木隆之介 インタビュー

『脳内ポイズンベリー』の予告動画

恋に悩むヒロイン・いちこ(真木よう子)の頭の中で、脳内メンバーが激論を交わすユニークな設定の少女漫画が映画化。「理性」担当の吉田を演じた西島秀俊と、「ポジティブ」担当の石橋を演じた神木隆之介が作品について語った。

『脳内ポイズンベリー』は5月9日より全国公開

取材・文: 斉藤由紀子 写真: 杉映貴子

脳内のポジとネガが現場でガチ対決!

Q:男性が観ると、女性に対する発見がありそうな作品ですね。

西島秀俊(以下、西島):ありましたね。男は相手との関係がある程度確認できると、それで安心してしまうというか。でも、女性は常にいろいろと摸索して、関係性をより深くしたいと考えているんですよね。勉強になりました。

神木隆之介(以下、神木):恋愛って、複雑なのでみんな悩むのかなと思いました。男女の思考は根本的に違うと思うのですが、男性は男性で、女性とは別のことが気になったりするんじゃないですか?

西島:いや、男はあんまり考えていないでしょ、鈍感だから(笑)。

Q:思考を擬人化した役というのは珍しいと思うのですが、いかがでしたか?

西島:僕が演じた吉田は脳内会議の議長ですが、決断力がなくて常に揺れている一番人間的な役で、リアクションの芝居が多かったです。でも、ポジティブ担当の石橋(神木)とネガティブ担当の池田(吉田羊)は、セリフの量が膨大でアドリブも多い。しかも、ネガティブの羊さんは攻めていけるのに対し、神木くんは常に笑顔でポジティブに反論しないといけないから、相当大変だったんじゃないですかね。

神木:石橋の役は、「こんなところまでポジティブにしてしまうの?」っていうくらい、おめでたいバカっぽさが出せたらいいなと思っていたので、撮影している間は日常生活もとにかくポジティブでいるようにしていました。根本からポジティブでいないと、アドリブになったときにネガティブにやられてしまう。羊さんが強く迫ってくるので、油断したら負けてしまうんです。

西島:僕は二人のアドリブを途中で止めに入ったりするんですが、役者さんたちのものすごい空中戦を、間近で見させてもらっていたような感覚でした。

神木:西島さんが止めてくれなかったら、ずっと羊さんと言い合っていたと思います(笑)。

『脳内ポイズンベリー』西島秀俊&神木隆之介 インタビュー

現場のチームワークは最高!

Q:原作となった水城せとなさんのコミックは読まれましたか?

西島:撮影に入る前に読ませてもらったのですが、人の心の機微が面白く描かれていると思いました。吉田を演じるときは、漫画のしぐさをいただいたりなど、参考にさせてもらいました。

神木:僕は映画のお話を頂く前から読んでいた作品でした。漫画の石橋の髪型や動きを意識したり、佐藤(祐市)監督と相談して、原作にあったセリフを言ってみたりしました。

Q:メガネ男子・吉田のメガネのデザインにも、監督のこだわりがあったそうですね?

西島:本当は僕が掛けたいメガネが他にあったんですけど、それは監督に却下されまして(笑)。でも、完成版を観て、監督は正しかったのだなと思いました。

神木:ずっとメガネの西島さんを見ていたので、打ち上げのときにメガネなしの西島さんにすごく違和感がありました。「あれ? メガネは?」って。今日もですけど(笑)。

西島:あー、メガネ掛けてくればよかったなあ(笑)。

Q:現場のチームワークが、とても良かったと伺いました。

西島:良かったですね。

神木:初日に西島さんがみんなを食事に誘ってくださったんです。それが大きかったです。

西島:キャラが出るしね。ああ、それ食べるんだとか、食べないんだとか。羊さんが神木くんに「野菜も食べなさいよ」って言ったりとか(笑)。

神木:年代はバラバラだったのですが、同じ空間で食事をすると距離が縮まるんですよね。クールなイメージだった真木さんが、僕と同じギャグ漫画が大好きだと知って、「本当は面白い方なんだろうな」と思ったりしました。

Q:本作の真木さんは、意外なくらいコミカルでキュートですよね。

西島:素顔の真木さんは、すごく面白くてかわいらしい人です。僕は、この作品で「等身大の役を演じられているな」と思いました。今後は、こういうチャーミングな役の真木さんを見られる機会が増えるかもしれませんね。

『脳内ポイズンベリー』西島秀俊&神木隆之介 インタビュー

二人の脳内で行われる会議とは?

Q:映画のように、理性・ポジティブ・ネガティブ・衝動・記憶が、自分の脳内で会議をすることはありますか?

西島:僕は、とにかく「やる」って決めてしまうので、悩まないようになっちゃいましたね。脳内で会議をすることがないです。

神木:僕はネガティブとポジティブが常に闘っています。極端にその二つが強いんです。ネガティブに入ると落ち込むことが多いのですが、頭の中でネガティブを思いっきり出せば必ず戻るとわかっているので、押さえ込まずにそのままにします。

西島:神木くんは、純粋なところと大人なところがある天使みたいなキャラクターだけど、すごく複雑な面も持っている感じがしますよね。

Q:ヒール役のときの神木さんは、目がものすごくコワイです(笑)。

西島:実は、「衝動」担当のハトコ(桜田ひより)を石橋が説得するシーンで、神木くんがコワすぎて監督がNGを出したことがありました(笑)。

神木:監督に「ポジティブに諭すような感じで」と言われて、試しにやってみたのですが、「笑っているのに目がコワい!」って言われてしまったんです(苦笑)。

Q:最後に、この映画をどんな方におススメしたいですか?

西島:パートナーがいる女性は、相手を引っ張ってでも一緒に観てほしいです。これだけ女性が悩んでいたり傷ついているのを知れば、男たちもいろいろ反省して、優しくなると思いますよ。

神木:今まで何の気なしに聞いていた女性の言葉に、実は隠された意図があるのかもしれない・・・って、考えるようになるかもしれません。


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記事制作 : シネマトゥディ