【ぽっちゃりイケメン一本釣り! vol.3】男にモテる、ぽちゃイケメン セス・ローゲンの安定した腹回りにドキっ!

コラム

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文=皆川ちか

『ネイバーズ』

セス・ローゲン(右)とローズ・ハーン
『ネイバーズ』
(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

友だちを大切にするメンは魅力的だ。

いや、メンに限らず、友だち思いの人は誰からも好かれ、愛される。モテる。なによりもまず同性からモテる。『オーシャンズ11』シリーズのジョージ・クルーニー然り。『エクスペンダブルズ』シリーズのシルヴェスター・スタローン然り。男と男の友情に篤いメンは、女性はもちろん同性にとっても憧れであり、リスペクトの対象であり、モテ男というわけだ。

イケメン界での男にモテる男はジョージ。筋肉メン界ではスタローン。それでは、ぽっちゃりメン(略してぽちゃメン)界では、誰だろう。それはきっと、セス・ローゲンではないだろうか? ぽちゃメンに興味のない方でも、最近その名を耳にしたこと、或いはそのルックスを目にしたことがあると思う。それもテレビのニュース番組で。

肉付きのいい体格に、くるくる巻き毛。人の好さそうな優しい顔立ちに、ちょこんと乗った黒ぶちメガネがチャームポイントの、彼。金正恩第1書記の暗殺を扱ったコメディ映画“The Interview”(14)の共同監督にして製作者、そして原案・主演も兼任して、一躍世界のメディアから注目を浴びてしまった、ある意味、現在もっとも旬なオトコ、それがセス・ローゲンである。

彼のこれまでの出演作をひと言で表すとしたら、これに尽きる。

題名が恥ずかしい。

最初に注目されたのは、現在ではDT(童貞)映画の金字塔として高く評価されている『40歳の童貞男』(05)。記念すべき初主演作は『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』(07)。そして脚本家としても認められた大ヒット作『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(07)などがある。

童貞、無ケーカク、命中男、また童貞。

『ネイバーズ』

セス・ローゲン
『ネイバーズ』
(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

これでなんとなく彼の属するジャンルのご想像がつくかと思う。コメディ、それも“ブロマンス”に特化した領域だ。“ブロマンス”とは、ブラザーとロマンスを合体させた造語で、意味するところは“男同士の熱い友情”。といっても同性愛でもマッチョイズムでもなく、もっとユルく、もっとのんびり。彼女のことは愛してるけど、野郎どもと遊ぶ楽しさは別格さ! といったところ。実はそんな男性たちを描いた映画が近年活況を呈しているのだが、そのブームを生み出したのが上に挙げた『40歳の童貞男』の監督ジャド・アパトーとその仲間たちだ。

セスがアパトーと出会ったのは、彼がまだ初々しいティーンエイジャーだった頃だ。アパトーが手がけた学園コメディテレビドラマ「フリークス学園」(99~00)に抜擢。アパトー組の門下生になったセスは、そのDTくさい存在感を発揮して、またたく間に能力開花した。

マッチョでも幼児体型でもない、さりとて普通体型と呼ぶには肥えた肉体。イケメンには皆無のヘアースタイル、すなわち天然パーマを死守し、ブロマンス映画における鉄板のキャラクターである“いい年こいて大人になりきれない男”を演じたら天下一品の役者へと成長。さらに製作者や脚本家としてもらつ腕を発揮し、自身の携わる作品には積極的に仲間たちを招聘して、さながらクラブ活動のノリで男同士のキャッキャウフフな映画を撮り続け、しかもヒットを連発している。

そしてブロマンスといえば男友だちであるが、セスには実生活でも熱く固い友情の絆をむすんでいる相手がいる。その人物とは、ジェームズ・フランコ。『スパイダーマン』シリーズの宿敵ハリー・オズボーン役や、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『127時間』(10)で知られる演技派にしてイケメン、加えてインテリという最強コンボなこの男が「フリークス学園」で共演して以来セスの親友であることは、あまりにも有名だ。かつて共に“フリークス”だった者同士、数々の映画を共作し、セスの単独映画にもたびたびカメオ出演するフランコは、自分たちのBL風な2ショット写真を撮っては自身のインスタグラムにアップしている始末だ。

例えば、こんな写真とか、こんな写真とか。

もうお前ら付き合っちゃえよ、の域に達している彼らだが、実はセス、立派な既婚者である。それも7年間交際していた恋人と結婚という、ハリウッドスターにあるまじき堅実婚! この実直さ、誠実さ。フランコがセスにぞっこん首ったけなのも、うなずけるというもの。

『ネイバーズ』

セス・ローゲン(右)、ザック・エフロン(左)、ローズ・ハーン
『ネイバーズ』
(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

例の“The Interview”ではフランコと相変わらずのブロマンスぶりを見せつけているセスだけれど、同年の製作・主演作『ネイバーズ』(14)では、これまでとは違った顔を披露している。

郊外住宅地に新居を構えたばかりの妻子持ちサラリーマンという役で、お隣に引っ越してきた大学生のフラタニティ(社交クラブ)と、騒音トラブルから大抗争へと発展。フラタニティのリーダーであるザック・エフロンと「クソガキ!」「メタボオヤジ!」と罵り合いながらも、彼らのきらめく若さとバカさに羨望も抱いてしまうという……おい、ほろ苦いじゃないか!

ここでの彼は、これまで得意としてきた“いい年こいて大人になりきれない男”から、“守るべき家族を得て、大人になろうとする男”を軽妙かつ絶妙に演じていて、中年太りは安定感へ、肉付きのよさは成熟さへと、ぽちゃ体型を発展的に昇華。もしも私が男だったら、彼の友だちになりたい、本気(マジ)で。

なぜなら友情はある意味で、恋愛よりも難しいから。だから友だちのいるメンは、どんなイケメンよりもステキなのだ。

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『ネイバーズ 無修正バージョン』

【セルDVD】『ネイバーズ 無修正バージョン』 発売中
価格:3,400円(税別)
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

記事制作 : Avanti Press

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