『HERO』北川景子&濱田岳インタビュー

インタビュー

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『HERO』に出ている自分にドキドキ

 『HERO』北川景子&濱田岳インタビュー

 木村拓哉主演の大ヒットドラマの劇場版第2弾。ドラマ版のシーズン2からシリーズに新加入した北川景子と濱田岳は、シーズン1放映時は中学生だった。映画が完成した今でも自分たちが『HERO』の世界にいることが不思議だという二人が、『HERO』の一員としての感想を語った。

映画『HERO』は7月18日より全国公開

取材・文: 相田冬二 写真: 杉映貴子

振り返ったときに、胸を張れる作品

Q:シーズン2、映画を通して、トータルで『HERO』って、どんな経験になりましたか。

北川:終わってすぐにこういう経験になって、こんなふうに成長しました・・・とはならないと思うんですよね。1、2年後にやっとあのときの『HERO』の経験が生きていると気付くと思います。

濱田:うんうん。

北川:例えば、前に時代劇に出ていて、今時代劇をやらせていただいたときに、あのとき所作を学んでおいて良かったと思える。「美少女戦士セーラームーン」があったから、今撮影しているドラマのアクションシーンに苦労しないとか。だから今後、『HERO』と同じように先輩方との群像劇に出演するときは、今回の初日ほどは動じないかもしれないし、のちのち手応えを感じるんだと思います。ただ、北川景子個人として「『HERO』に出ていた女優さんですよね?」っていろんな人に街で声を掛けられるし、わたしの名前がわからなくても「あ! 『HERO』の!」って言われるのはうれしいです。たくさんの人に覚えてもらうきっかけになった気がします。

濱田:僕はキャリアの中でも、かなり箔(はく)の付く出来事と言えます。『HERO』に出られたというのは、胸を張っても自慢じゃない、嫌みにならないすてきな出来事でした。たぶん、これから先輩たちと似たような群像劇があったときに、「『HERO』の現場は良かった」って振り返ると思います。後輩なのに、先輩たちの中にわいわい入っていけるってそうはないんですよね。映画界をけん引する先輩たちの中に交ぜてもらえて、同じようにキャッキャ騒げたのは、『HERO』ならではのことで、特殊な現場だったと思います。中学生のときに観ていたドラマに自分が出るって・・・わけわかんないし。本当に想像つかない夢のような出来事でした。

北川:そうそう、雨宮舞子役の松たか子さんがいらしたとき、「うわっ、本物の『HERO』だ!」って思いました。

『HERO』北川景子&濱田岳インタビュー

キャラクターと巡るぜいたくなロケ地ツアー

濱田:今思い出したんですけど、城西支部のメンバーが通うバーのシーンときに、マスターが「あるよ」って言ったとき、二人で「あー!」ってなったよね。

北川:言った、言った! 田中要次さんも「こんなんで喜んでもらえると思わなかった」って言っていました(笑)。

濱田:僕らは「もっと言ってー」ってなりました。テンションが上がったことを、今思い出しました!

北川:生「あるよ」も、城西支部のセットに入ったときも感動しました。何で自分が『HERO』に出ているんだって、ドキドキしちゃいます。変な感じですね。

Q:アトラクション的な?

濱田:すごくぜいたくなロケ地巡りみたいな感じです。「本物のキャラクターたちと回る城西支部ツアー」(笑)。城西支部のセットに久利生さん、遠藤さん、末次さんたちがいると「うわああ」ってなりました。

北川:そうね、確かにそう。

濱田:自分も並木道に立つと、「あ! これ見たことある」みたいなね。

北川:思っちゃうよね(笑)

『HERO』北川景子&濱田岳インタビュー

リアルな「職場」の在り方

Q:シーズン2で、『HERO』は大きな進化を遂げたと思います。シーズン1はほぼ同世代の息の合ったチームで、シーズン2は年齢差のズレも楽しめるチームという感じで、若手の存在が大きかったのではないでしょうか。

北川:そういえばシーズン1のときは、皆さん20代後半から30代だったんですよね。そう考えると、今回は大学を出たばかりの人がいたり、年の離れた上司がいたりとリアルだったと思うんです。どこの職場に行っても新入社員がいて、先輩がいて、年の差って絶対ありますよね。だから、城西支部がリアルにあるんじゃないかって錯覚するくらい「職場」だった気がします。ただ、わたしにできたことは特にないですよ。そういう役割を担ってくれたのは・・・(と濱田を見る)。

濱田:僕も何もできなかったですよ!(笑)

北川:わたしたちはラッキーなだけだよね。若いからこそできたことって何なんでしょうね・・・キャラクターの人間関係に深みが出たんじゃないですかね。でも、先輩方だけだったらそれはそれですごい『HERO』になっていたと思います。

濱田:確かに職場としてのリアリティーはあったかもしれないですよね。若造がいるっていうのは。

北川:宇野のような若い検事に、末次さんのようなベテランの事務官が付くことはリアルにあるんだろうし、説得力を持たせることができたと思います。

濱田:また、その若造に対して、先輩方が優しいですからね。「経験浅いんだから、おまえら口出すんじゃねー」みたいな人ではなく、みんな一丸となって話を聞いてくれる先輩でした。そういう意味でいい雰囲気だったと思います。今、冷静に分析したらそうですけど、演じているときは高校球児のような全力プレーでしたけどね。全力でボールを投げることしかできなかったです。

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)