新提案! 今年は野外○○フェスに参戦

コラム

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海だ! 山だ! お洒落タウンだ! 下町だ!
今、野外シネフェスが熱いっ!

文=皆川ちか

海だ! 山だ! お洒落タウンだ! 下町だ!今、野外シネフェスが熱いっ!

「夜空と交差する森の映画祭」

やって来ましたこの季節。夏が! サマーが! ロングロング・バケーションが!

とはいえ、猛暑、酷暑を通りこして、もはやこれは・・・激暑の域に入った今日この頃、ちょっと映画でも見に街へ出かけようかしら、と思っても、玄関を開けた途端に熱気むんわり、汗びっしょり、映画館へ着くころには全身ぐったり・・・と、入れば涼しい映画鑑賞も、たどり着くまでは命懸け。

そこで提案したいのが、夜の映画鑑賞、それも野外上映を行っているシネマ・フェスティバル、野外シネフェスだ。映画館という密室空間から外へ飛び出して、屋外の大スクリーンで映画を見る開放的なワクワク感。ビールを飲んだりスナックを食べたりと夜祭り的な楽しさに加え、みんなでハラハラしたり、ドキドキしたり、笑ったり、泣いたり、映画鑑賞を通して一体感を味わうことができる。

というわけで、2015年夏のおすすめシネフェスを音楽フェスさながら「都市型」「自然型」に分け、開催地の魅力に注目してピックアップしてみた。野外シネフェスは、劇場での映画体験とは異なり、開催する街の文化や個性、風景、食に直に触れることができる。野外という開放的な雰囲気で楽しめるので、構えることなく、気軽に参戦してほしい。

「都市型」野外シネフェス

まずは、文字通り都市部で行われ、アクセスしやすい「都市型」からご紹介したい。

映画鑑賞のついでに下町探索も!
「第8回したまちコメディ映画祭in台東」

海だ! 山だ! お洒落タウンだ! 下町だ!今、野外シネフェスが熱いっ!

東京屈指の芸能&観光の二大都市、上野と浅草を舞台に、下町探索と映画鑑賞が同時に楽しめる、コメディに特化した「したまちコメディ映画祭in台東」。今回、9月18日(金)の開催を前に、カウントダウンイベントとして野外上映会を実施。上野のアイコンである上野恩賜公園噴水前広場にて、大人も子どもも楽しめる冒険アニメーション『ヒックとドラゴン2』が8月8日(土)に、スティーヴン・スピルバーグ監督の傑作SFファンタジー『E.T.』が翌9日(日)に上映される! E.T.を自転車の前カゴに乗せて走るエリオット少年が空を飛ぶあの名シーンを、星空の下で見る喜びよ! 野外上映は無料という太っ腹なシステムも頼もしい。

映画鑑賞後は、街中をぶらりと歩いて夜の下町散歩を楽しんでみるのも、夏の休日らしくて粋だ。

開催日時:2015年8月8日(土)『ヒックとドラゴン2』、8月9日(日)『E.T.』、各日ともに18:45頃より上映
開催場所:上野恩賜公園 噴水前広場 ※雨天中止
入場・鑑賞料:無料
公式サイト:第8回したまちコメディ映画祭in台東
※8月8日(土)17:45からの記者会見にて映画祭総合プロデューサーのいとうせいこうさんが今年の映画祭のラインアップと見どころをご紹介!

お洒落タウン恵比寿でヱビスビールを片手に!
「恵比寿ガーデンピクニック『ピクニックシネマ』」

海だ! 山だ! お洒落タウンだ! 下町だ!今、野外シネフェスが熱いっ!

東京屈指のお洒落タウン、恵比寿の名所的エリア、恵比寿ガーデンプレイスのセンター広場にて夜の野外映画会「ピクニックシネマ」が現在開催中だ。こちらも入場・鑑賞ともに無料。東京を拠点にカフェや美術館などさまざまな場所で、その空間に適した映画を即した方法で上映する移動映画館ユニット、キノ・イグルーがプロデュースする。彼らがセレクトした作品は、ティム・バートン監督が父と息子の絆を感動的に描いた『ビッグ・フィッシュ』(8月8日)と、フィンランドブームを巻き起こした『かもめ食堂』(8月15日)ほか。

たとえば場所にちなんでヱビスビールを片手に、大型スクリーンに映し出される映画と都会の夜空を満喫するなんて・・・これぞ大人の夏の過ごし方!

開催日時:2015年7月31日(金)、8月1日(土)~8月16日(日)の土曜、日曜の計7日間、各日19:30より上映
開催場所:恵比寿ガーデンプレイス センター広場 ※荒天の場合中止の場合あり
入場・鑑賞料:無料
公式サイト:恵比寿ガーデンピクニック『ピクニックシネマ』

「自然型」野外シネフェス

続いて大自然のなかで開催される地域色豊かな「自然型」野外シネフェスをご紹介! 天候によって冷え込むこともあるので、防寒具や雨具の準備をお忘れなく。また、長時間歩くことが予想されるので、歩きやすい服装と靴で参戦しよう。

日本一標高の高い野外シネフェス
「第30回星空の映画祭」

海だ! 山だ! お洒落タウンだ! 下町だ!今、野外シネフェスが熱いっ!

長野県は八ヶ岳自然文化園の野外ステージで開催される、日本一標高の高い野外シネフェス。1981年から開催され、多くの人びとに愛されながらも2007年に閉幕。しかし4年後の2010年に有志によって復活し、昨年の2014年度には8000人近くの来場者を記録した。幅11メートル、高さ5メートルのスクリーンは、さながらパノラマ映画館並みの大スケールだ。そこへ『シンデレラ』や『ベイマックス』『サウンド・オブ・ミュージック』など、大画面で映える映画が各日1本上映される。

標高約1300メートルの野外ステージは周辺が木々で覆われて、ひょいと手を伸ばしたら届きそうなほど星が近い。風のそよぎ、木々の匂い、満点の星空・・・心身ともにデトックスできそう。

開催日時:2015年7月31日(金)~8月23日(日)※8月7日、8日は休映
開催場所:八ヶ岳自然文化園 野外ステージ(長野県諏訪郡原村17217-1613)
料金:当日鑑賞券 おとな1200円、子ども(小・中学生)500円 未就学児 無料
公式サイト:第30回星空の映画祭

港町全体が会場! 波音に包まれたシネフェス
「Kisssh-Kissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭2015」

海だ! 山だ! お洒落タウンだ! 下町だ!今、野外シネフェスが熱いっ!

和歌山県和歌山市の、人口約3000人の漁師町・加太(かだ)で、3日間にわたって開催される。なんとこの期間は町全体が会場となり、町歩きをしながら、地元から提供された空き家や倉庫、自治会館で上映される映画を観賞するという斬新な趣向。映画を楽しみながら、古きよき町の風情も同時に楽しめ、港町ならではのおいしい海の幸も大きな魅力だ。

夜は海岸沿いにある、加太北の浜公園(通称、くじら公園)で、『あの夏、いちばん静かな海。』をはじめ、国内外の秀作を上映する。穏やかな波の音と、海面を鮮やかに染める夕焼けと、澄んだ星空を同時に味わいながら映画を観賞する至福のひととき・・・フェスティバルとバケーションが同時に楽しめてしまう!

開催期間:2015年9月20日(日)、21日(月)、22日(火)
開催場所:和歌山県和歌山市加太
料金:1日券 2500円(前売り 2300円)
公式サイト:Kisssh-Kissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭2015

4つのステージで上映! オールナイト型フェス
「夜空と交差する森の映画祭2015」

海だ! 山だ! お洒落タウンだ! 下町だ!今、野外シネフェスが熱いっ!

10月3日(土)の夜から始まり、4日(日)の明け方に終わるというオールナイト型シネフェス。山梨県のトレジャーフォレスト&スパリゾートパークとして人気の白州・尾白の森名水公園「べるが」を会場に、4つの場所で長編映画や短編映画を上映する。メインステージの“ミッドナイトガーデン”を中心に、“ミステリーフォレスト”“ロマンチックバレー”など、ワクワク感を駆り立てるステージ演出は必見。森林や川辺、岩場といった「え? こんなところで映画を!?」というような空間での映画鑑賞は、これまでにない発見と驚きになることだろう。

フェスのお楽しみのフードブースやワークショップも出店予定。ひと晩ではとても楽しみ尽くせない!

開催期間:2015年10月3日(土)オールナイト開催 ※4日朝まで
開催場所:山梨県 北杜市 白州・尾白の森名水公園「べるが」
料金:入場券 8800円
公式サイト:夜空と交差する森の映画祭2015

夜空、大スクリーン、舞台となる場の魅力、そして祝祭感・・・「都市型」と「自然型」の野外シネフェス、あなたはどちらに心、惹かれるだろう? 迷っているならいっそ両方、足を運んでみてはいかがだろうか?

記事制作 : Avanti Press(外部サイト)