【ぽっちゃりイケメン一本釣り! vol.6 特別編】『A.I.』の天才子役がジェントルぽちゃメンに!ハーレイ・ジョエル・オスメントに会ってきた!!

コラム

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文=皆川ちか
写真=河西隆之

ハーレイ・ジョエル・オスメント

ハーレイwithドコモダケ。清潔に切り揃えられた爪がまたセクシー!

ハーレイといえば皆さんは、なにを連想されるだろう。

ハーレーダビッドソン? うん、オートバイファンならさもありなん。スポーツアパレルのハーレー? ほう、オシャレさんですね。彗星? おいおい、そりゃあハーレイじゃなくてハレーですがな。

なっとらん! もう一度言います「ハーレイ」ですっ!

ハーレイといえば、バイクでもTシャツでもお星さまでもなくて、ハーレイ・ジョエル・オスメントであることくらい、このコラムを読んでくださっている皆さんなら、分かってくれて然るべき! と、ここは敢えて声を大にして言いたい。

そう、泣けるホラー映画として世界中で大ヒットした『シックス・センス』(99)で、若干11歳にして第72回アカデミー賞助演男優賞にノミネート! さらに『ペイ・フォワード 可能の王国』(00)、『A.I.』(01)と、話題作に連続出演し、当時のアメリカ映画界において❝天才子役❞の名をほしいままにした、あの、ハーレイくんことハーレイ・ジョエル・オスメントに会ってきたのだ!

ぽっちゃり、かつイケてるメンを発見、紹介、分析し、その魅力を語り尽くそうという趣旨の当コラムに、なぜ往年の❝天才子役❞が登場するのか? その理由は、上に掲載している写真をご覧になっていただければ、イワズモガナのドコモダケ。

1988年生まれ、今年27歳になったハーレイ・ジョエル・オスメントは、15歳のときに出演した『ウォルター少年と、夏の休日』(03)を一段落として、しばし俳優業から距離を置いていた。その間なにをしていたのかというと、多くの映画・演劇人を輩出することで知られる名門ニューヨーク大学芸術学部にて学業に専念し、2011年に卒業。2012年ごろより俳優業を再開して、今回、ケヴィン・スミス監督、脚本の新作ホラー映画『Mr.タスク』(14)のプロモーションで来日したのである。

ハーレイ・ジョエル・オスメント

ハーレイ・ジョエル・オスメント『Mr.タスク』
(C)2014 Big Oosik, LLC, and SmodCo Inc. All Rights Resereved.

本作品でハーレイが演じているのは、ポッドキャストを運営するDJコンビ、ウォレス&テディの、ふとっちょ担当テディ。ジャスティン・ロング扮する主人公ウォレスが、セイウチに改造されるというハイブリッド危機的状況に陥り、ウォレスの恋人アリーと共に救出に奔走する、探偵的な役割も担う。

ハーレイ・ジョエル・オスメント

「Hello,nice to meet you!」

インタビューの場であるホテルの一室に、にっこりと笑みを浮かべて彼が現れた瞬間、空調の効いた部屋の温度が数度上昇! ・・・したように感じたのは、私の心の昂ぶりゆえか? それとも、ビジュアル的にも物腰的にも大物オーラがあふれている、彼の存在感のなせるわざか? 知的なまなざし、整った鼻梁、穏やかな笑みをたたえた口、そして、胸元からわずかにのぞいている胸毛・・・。そこには、キュートな少年から大人の男へと鮮やかに変貌した、彼がいた。

見惚れてばかりもいられないので、インタビュー開始! 本作への出演を決めた理由を尋ねると、ハーレイはかく語った。

「脚本がとにかく独創的で素晴らしかった。ヒトがセイウチに改造されるなんて、普通に考えたらコメディか、ものすごくグロテスクになるか、どちらかになるよね。それが、とても深みのある悲しくも人間性に充ちた結末に着地していて・・・ケヴィン・スミス監督は本当に才能がある人だと思った。僕は大学で初めて演劇を、演技だけでなく物語を書くこと、ものをつくるということを本格的に学んだので、そういった勉強を経て、今は才能のある人と仕事がしたくてたまらないんだ」

ケヴィン・スミスといえば、オタク男子の切なくほろ苦いフォーリンラブを描いた恋愛映画の傑作『チェイシング・エイミー』(97)をはじめ、ブロマンス(男同士のキャッキャウフフな友情)を軸に、宗教、コメディ、ホラー、人間ドラマへと自在に物語を広げていくそのストーリーテリングに定評がある。

「そうなんだ! 今回初めて一緒に仕事をしたんだけど、スミス監督は自分で脚本を書く人だし、コミック作家でもあるし、役者でもある。ものづくりというものを熟知していて、それだけに役者の意見をとても尊重してくれる。例えば、僕が『これはこうじゃないか?』と言ったら、それについてすごく真剣に対応してくれて、その意見に納得したら、あっさりと元のシナリオを修正したり、或いは僕が納得するまで話し合ってくれる。信頼できる人だ」

ハーレイ・ジョエル・オスメント

その熱烈な賛辞どおり、ハーレイは新作❝Yoga Hosers❞(15)でもスミス監督と組んでいる。ちなみに、ケヴィン・スミスもふさふさヒゲがたいそう似合うぽちゃメン監督であり、この2人のツーショットを想像すると・・・なんかもう、たまらないものがある。

ところで、本作を観ていて気になる点が1点あった。それは、テディとアリーが失踪したウォレスを心から心配しながらも、もしやこの2人、デキてるんじゃないか? と匂わせる描写があるのだが・・・。

「そこがまた深いというか、彼ら3人の関係の複雑さ、豊かさ、不思議さがあるよね。テディとウォレスは親友同士だ。だけどウォレスは内心で、太目で彼女もいないテディを侮ってもいる。一方テディは、傲慢なウォレスの態度に苦しむアリーに共感するうち、彼女と心が近づいていく。単なる三角関係とは表現しきれない人間関係が描かれていて、そういう部分も観客の皆さんに伝わったなら、とても嬉しい」

本作のぽちゃメンんず的鑑賞ポイントは、不実なウォレスを想って泣くアリーの頬を流れる涙を、テディが手のひらで優しく掬い取る場面だ。ふっくらとして柔らかく、大きな、あたたかい手で女性を癒すその仕草の、なんとセクシーなこと。

インタビューの最中も、ミネラルウォーターを取り換えるスタッフに、彼はすかさず「Thank you」と声をかけ、言葉からも態度からも、ジェントルっぷりがにじみでてくる。

天才子役から、ジェントルマンなぽちゃメンへと変化したハーレイ・ジョエル・オスメント。その官能的な手の中に抱かれているドコモダケが・・・うらやましいダケ。

ハーレイ・ジョエル・オスメント

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『Mr.タスク』

『Mr.タスク』
7月18日(土)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイント(レイト)ほかにて公開
監督・脚本:ケヴィン・スミス
キャスト:ジャスティン・ロング、マイケル・パークス、ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジェネシス・ロドリゲスほか
配給:武蔵野エンタテインメント
(C)2014 Big Oosik, LLC, and SmodCo Inc. All Rights Resereved.

記事制作 : Avanti Press(外部サイト)

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