『図書館戦争 THE LAST MISSION』田中圭・福士蒼汰インタビュー

インタビュー

  • twitter
  • facebook
  • はてなブログ
  • google+
  • LINEで送る

岡田准一は愛がある人

『図書館戦争 THE LAST MISSION』田中圭・福士蒼汰

岡田准一主演の人気アクション映画『図書館戦争』の続編が完成。武力による検閲から本を守る防衛組織・図書隊隊員の小牧幹久を演じた田中圭と、小牧の部下・手塚光役の福士蒼汰が、再共演の感想や撮影時のウラ話を明かした。

『図書館戦争 THE LAST MISSION』は10月10日より全国公開

『図書館戦争』の人気キャラを再び熱演!

Q:知的なムードメーカーの小牧、エリート気質の手塚。再び演じるにあたって、第1作との変化は意識しましたか?

田中圭(以下、田中):前のことは一切忘れましたね。第1作は小牧という原作のキャラクターに自分を寄せてしまった部分があったんですけど、今回は前作で培ったみんなとの空気感の中に身を置くだけで、自然に役に入っていくことができました。

福士蒼汰(以下、福士):第1作の手塚は硬いところがあったのですが、今回はだいぶ柔軟になって、笑顔が増えているんです。手塚がタスクフォース(図書特殊部隊)で経験を積んで、みんなと馴染んでいるところを意識しました。

Q:お二人とも、かなり思い入れのあるキャラクターだそうですね?

田中:僕は有川浩さんの原作が好きで、キャストの皆さんも、作品への愛情が深いスタッフさん方もすごく好きなんです。小牧という男への思い入れもさることながら、『図書館戦争』という作品への思いが強いです。

福士:僕は、手塚が自分とは全く違うところに魅力を感じています。彼はエリートで頑なで、理念がきっちりある。僕はダラッとしていますし、周りに流されてしまうところもあって受動的なんです。ほかにも、今まで僕は優しい男の役を演じることが多いんですけど、手塚は唯一クールな役。自分とは違うキャラクターは新鮮です。

田中:僕の場合は、小牧はここ数年の間に演じた中で、唯一「女の子に人気のあるキャラ」なんですよ。あまりラブストーリーに出演することがないですし、最近は悪役を演じることが多いですから(笑)。そういった意味でも貴重な役ではあります。

『図書館戦争 THE LAST MISSION』

岡田准一の愛のパワー

Q:2年ぶりの再共演で、お互いの変化は感じましたか?

田中:たぶん、タスクフォースのメンバーを演じた役者さんの中で、一番環境が変化したのは福士くんなのではないかと思います。「急に売れて変わっちゃったよね」という人も中にはいるかもしれませんが(笑)、彼はすごく謙虚なんですよ。素直さはそのままで、さらに意志の強さを感じさせるようになった。元々の性格の良さと経験値が、いいバランスで交ざっているような気がします。

福士:田中さんは、カッコつけたりしていなくていつも自然体で、それがカッコいいんです。そこは変わっていないと思います。今回、手塚は小牧とバディを組んでいたので、田中さんとご一緒する時間も多かったんです。二人で話し合ってアクションの動きを決めたりして、すごくいい時間を過ごさせていただきました。

Q:そのアクションが、今回もすごい迫力でした。相当な準備をされたのではないですか?

田中:撮影前に「右向け右」とか、陣形を組んで何時間も軍事訓練をやりました。実際にカメラで映すわけではなく、リアリティーを出すための訓練です。銃撃戦などは本番一発勝負なのですが、その背後にいるメンバーのさりげない動きに、どれだけ説得力を持たせられるかが、今回のポイントだった気がします。

福士:僕は前回、岡田さん(タスクフォースの堂上篤役)から格闘技のことをいろいろ聞いて、実際に岡田さんが教えてもらっていた先生を紹介していただいたんです。その先生の教え通りにずっと格闘技を習っていたので、体のさばき方とかは、だいぶ変化があったのではないかと思います。

田中:みんな第1作よりビルドアップして、筋肉が付いていました。僕も前の制服が着られなくなりました(笑)。

福士:でも、岡田さんの動きを見ていると、「自分はまだまだだな」と思いました。

Q:岡田さんは、格闘技の師範免許もお持ちなんですよね。

福士:そうです。みんな、何かあると岡田さんに聞きに行きますし、頼っていました。岡田さんの存在感は本当にすごい。それでいて、自分の意見を押し付けることは絶対にしないんです。

田中:愛がある方なんです。自分の手の届く全てを、隅から隅まで愛したいという方。それは、本当にパワーがないとできないこと。岡田くん自身がそうあるためにがんばるから、周りの僕らも意識が上がるんです。

『図書館戦争 THE LAST MISSION』

涙腺崩壊に注意!思わず男泣き

Q:地方ロケも多かったそうですが、撮影の合間はどう過ごしていたんですか?

福士:みんなで食事に行ったり、仙台では休憩時間にフットサルをやったりしました。

田中:タスクフォースのメンバーでフットサルチームを作ったんです。撮影前にもかかわらず、みんな本気で削ってくる(苦笑)。それができる信頼関係があったので、すごく楽しかったですね。

福士:現場でナゾナゾ遊びが流行って、みんなで問題を出し合っていました。一人が問題を出すと、みんなが必死で答えを考えていました(笑)。

Q:アクションだけでなく、堂々と郁(榮倉奈々)との関係など、恋愛要素も魅力の本作。男性から観てもキュンとなるシーンがあったのでは?

福士:僕は、堂上と郁のシーンが好きです。アクションの中に入ってくる恋愛要素が本当にいいんです。男から観てもいいです。クライマックスで、堂上と郁が本屋さんで○○するシーンで、大号泣しちゃいました。

田中:僕もラストなんですけど、郁の写真からカメラがパーンしたときに映し出される文字。あれで涙腺崩壊です。アクション映画と呼んでも過言でないくらいの作品ですが、その中に人間同士の愛があって、男も泣けてしまうんですよね。

取材・文:斉藤由紀子 写真:尾藤能暢

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)