『るろ剣』佐藤&神木コンビのアクションを『バクマン。』でもう一度!

コラム

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『バクマン。』完成報告トークショー
『バクマン。』完成報告トークショーでの神木隆之介(左)と佐藤健

文=皆川ちか

現在、大好評公開中の映画『バクマン。』。人気マンガ「DEATH NOTE」の名コンビ、原作・大場つぐみ×漫画・小畑健による、マンガの世界に生きる人々を熱く激しくリアルに描いた大ヒット同名マンガを、『モテキ』の大根仁監督が映画化。主人公である作画担当のサイコー役に佐藤健、ストーリー担当のシュージン役に神木隆之介が扮している。

ずば抜けた画力を持ちながら毎日ただ漫然と絵を描いていたサイコーと、彼の画力に惚れ込んで「俺と組んで漫画家になってくれ!」と口説き落とすシュージン。キャスティング発表時は、原作ファンの間で「逆の方が合うのでは?」といった意見が飛び交ったが、公開するや映画は大ヒット。2人の演技にも絶賛の声が上がっている。

とりわけ注目されたのは、中盤で登場する“マンガバトル”の場面だ。漫画家が執筆作業をする様子を、彼らの脳内風景や心象を、そしてライバル作家との読者人気をめぐるしのぎの削り合いを、コンピューターグラフィックスを駆使して、まるでアクション映画のように表現している。

剣さながらに大きなペンとカッターを手にしたサイコーとシュージンが、天才漫画家エイジ(染谷将太)に挑み、コンビならではの息の合った攻撃を繰り出す。対するエイジは細長いペンを槍のように、刀のように操って、サイコーとシュージンを翻弄する。

『バクマン。』完成報告トークショー
トークショーでも抜群の掛け合いをする佐藤と神木

映画の完成報告トークショーで大根監督が、「この3人のアクションは『るろうに剣心』vs『寄生獣』」と評するのは言い得て妙だ。とりわけ佐藤&神木による舞踏のごとく流麗、かつ華麗なアクションワークには、つい、惚れ惚れと見入ってしまい、『寄生獣』シリーズで主人公を演じた染谷も「おふたりの動きのキレについていくのが大変で……」と佐藤&神木コンビを称賛。というのもこの2人、『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』で、すでに立ち回りで共演しているのだ。それも敵同士として。

佐藤演じる“幕末最強の剣士・剣心”と、神木扮する“天剣の宗次郎”が戦う場面は、互いの身体能力の高さといい、姿勢、動き、剣さばきの華麗さといい、ワイヤーとの親和性といい、もちろんキャラクターの再現度にも文句なし! 日本が誇るアクション監督・谷垣健治の指導を徹底的に受けて、躍動感と細やかさを兼ね備えたソード・アクションを披露している。

武器を剣からペンに替え、宿敵から相棒へと関係性も一新し、さらに体育会系から文化系へと属性までも越境するなんて……是非このコンビで「週刊少年ジャンプ」マンガの映画化をもっと見たい! と切望するのは筆者だけではないだろう。

『バクマン。』

『バクマン。』
全国東宝系にて公開中
脚本・監督:大根仁
原作:大場つぐみ、小畑健(「バクマン。」ジャンプ・コミックス/集英社刊)
出演:佐藤健、神木隆之介
染谷将太、小松菜奈、桐谷健太、新井浩文、皆川猿時
宮藤官九郎、山田孝之、リリー・フランキー
(C)2015映画「バクマン。」製作委員会

記事制作 : Avanti Press(外部サイト)