「海難1890」が大ヒット上映中。すごい親日国、トルコと日本の意外な関係

コラム

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親日国というとみなさんどの国を想像しますか?お隣台湾、アメリカ合衆国、オーストラリア、タイ…。そんな中、ある親日国度調査で上位にランクインしたのが「トルコ」。皆さん「なんで?」と思いますよね。日本からも離れているし、特に交流がありそうにないし。日本人のイメージとしてはアジアとヨーロッパの中間点というものくらいでしょうか?しかしながらトルコ人の日本好きにはしっかりとした理由があるのです。今回はなぜトルコが親日国なのか、歴史的な2つの話をご紹介しましょう。

エルトゥールル号事件

1890年に日本に派遣された約600名の使節団員などを乗せたエルトゥールル号が来日。明治天皇への親書を手渡しするなどの仕事を終え帰路に就いたのですが、台風に遭い、和歌山県沖で座礁し船の爆発などで多くの犠牲者を出した事件です。この際、現在の和歌山県串本町の住民が自分たちの生活をなげうって遭難者の救出・看護に奔走。貧しい村にも関わらず、非常食まで生存者に提供するなど全力を挙げて救ったそうです。また、国内に大きく報じられ、多額の義捐金が全国から集められました。この事件では日本・トルコの民間人同士の交流のきっかけとなるなど、両国の国民の間でお互いへの好印象を植え付けた最初の事件となりました。

トルコによるイランからの日本人救出劇

1985年に起こった日本人のイラン脱出事件。「イラン・イラク戦争」の影響で国民をイラン国外に脱出させるために各国政府が救援機を用意したりと救出劇を開始。そんな中、日本政府は法律の壁などのためイランから脱出することが出来ていなかった。そんな中、日本の大使がトルコ大使に助けを求めたところ、トルコ政府、さらには同じく脱出を控えていたトルコ人の方々が日本人を優先して脱出させてくれたというもの。トルコ政府はトルコ航空機を予定より増やして派遣し、また脱出予定の在イラントルコ人は自らは陸路トルコへ帰国。これらトルコ側の好意は、それまでの歴史上日本から助けられた恩を返すという思いからだったということが言われています。
上記2つの事件以外にも、直接的ではないにしろ、日露戦争でバルチック艦隊を日本連合艦隊が破り戦争に勝利したことで、当時ロシアに圧力をかけられていたオスマンはその圧力から解放され日本に感謝しているという逸話もあります。また、1999年に発生したトルコ北西部大地震では、日本はすぐに救助隊を派遣し「イランからの脱出劇の恩返し」を行っています。
最近は世界中が近くなっている一方、さまざまな国際的な事件、テロなどが多く起きてしまい、国と国、人と人との関係がなかなか友好的なものになりづらい世の中ですが、今一度、今回ご紹介したような過去の事件を振り返って、世界中が平和に友好的に暮らせるようになってほしいものです。
現在上映中の「海難1890」、ぜひご覧になって見てはいかがでしょうか?
(ロックスター)

記事制作 : dmenu映画