独創的な世界観と圧倒的な画力で支持される鬼才漫画家・古屋兎丸氏のロングセラーコミックを映画化した『ライチ☆光クラブ』が、2月13日全国公開されます。
知っている人も、知らなかった人も楽しめる!?「ライチ☆光クラブ」と、光クラブのメンバーである9人の少年について解説します。

「ライチ☆光クラブ」って何?

「ライチ光クラブ」は演出家・飴屋法水が、嶋田久作らと結成した劇団「東京グランギニョル」によって1985年に発表された伝説の舞台。劇団「東京グランギニョル」の舞台は、人気を博したが、「ライチ光クラブ」を含む4作品発表し結成2年後に解散してしまう。

漫画家・古屋兎丸は、高校生の時に見たこの舞台に衝撃を受け、2005年に漫画「ライチ☆光クラブ」を発表。
1985年の舞台初演から20年の歳月を経て、漫画というメディアで表現された物語は、古屋兎丸が描く画とその世界観をもって、残酷で美しい少年たちの物語として生まれかわった―。

現在では、古屋兎丸の漫画「ライチ☆光クラブ」を元にした舞台が上演され、毎公演即完売となる人気の演目に。漫画では、光クラブの前日譚を描いた「ぼくらの☆ひかりクラブ」が書き下ろされ、各登場人物の心情に迫るエピソードも生まれた。

映画版『ライチ☆光クラブ』は、漫画「ライチ☆光クラブ」と「ぼくらの☆ひかりクラブ」をベースに、それぞれのストーリーを織り交ぜて描かれている。

「ライチ光クラブ」これまでの流れ

1985年舞台「ライチ光クラブ」(作・演出:東京グランギニョル)
2005年漫画「ライチ☆光クラブ」を「マンガ・エロティクス・エフ」に発表(作画:古屋兎丸)
2006年漫画「ライチ☆光クラブ」コミック発売(作画:古屋兎丸)
2011年漫画「ぼくらの☆ひかりクラブ 上[小学生編]」(作画:古屋兎丸)
2012年漫画「ぼくらの☆ひかりクラブ 下[中学生編]」(作画:古屋兎丸)
舞台(初演)「ライチ☆光クラブ」(原作:古屋兎丸 演出:江本純子)
2013年舞台(再演)「ライチ☆光クラブ」(原作:古屋兎丸 演出:江本純子)
2015年舞台「残酷歌劇 ライチ☆光クラブ」(原作:古屋兎丸 演出:河原雅彦)
2016年映画「ライチ☆光クラブ」(原作:古屋兎丸 監督:内藤瑛亮)

映画『ライチ☆光クラブ』

ライチ☆光クラブメイン画像(左:ゼラ/古川雄輝 右:タクミ/野村周平)


物語は黒い煙と油にまみれた町・螢光町で、廃工場の秘密基地に集う「光クラブ」を結成した少年たちの、大人になる前の脆く、残酷で多感な思春期を描く。光クラブを率い、大人のいない世界を理想とするカリスマ・ゼラや、謎めいた美少年ジャイボ、ゼラの思想に反発をおぼえていくタミヤなど、14歳を目前にした9人の少年たちによる裏切りと愛憎の物語が耽美に、時にユーモアを交えて展開する。

【ストーリー】
工場から黒い煙が立ちのぼり、油にまみれた町、螢光町。この貧しい地の廃墟へ、深夜に集まる9人の中学生がいた。この秘密基地の名は「光クラブ」。強いカリスマ性と天才的頭脳を持つゼラが、他の8人を感化し従えている。学生服を着こんだ光クラブのメンバーは、敬礼やドイツ語を重要な符牒とし、ゼラが作り上げた規律を重視していた。
彼らは今夜、この秘密基地を覗いてしまった女を捉えた。拘束された女はゼラに「きみ、常川君でしょ?!」と呼びかける。彼らが通う螢光中の先生だったのだ。女教師に向かい、ゼラは「ここにおいて我はゼラと規定される」と宣言する。他の少年たちもこの光クラブにおいては、ニコ、雷蔵、カネダ、デンタク、ダフ、タミヤ、ヤコブ、ジャイボという通称で呼び合っていた―。

「光クラブ」に所属する少年たち

タミヤ
光クラブの創設者であり、リーダー。映画には原作の「ライチ☆光クラブ」をベースに、物語の前日譚を描いた「ぼくらの☆ひかりクラブ」(上下巻)にあるタミヤ目線のエピソードも盛り込まれており、タミヤの心理的な葛藤が描かれる。

■野村周平
2009年アミューズ全国オーディションでグランプリ受賞。その後、NHK連続ドラマ小説「梅ちゃん先生」で注目される。
この先出演映画として、『ちはやふる~上の句~/ちはやふる~下の句~』がある。

ゼラ
光クラブを絶対的なカリスマ性で独裁的に支配し、「帝王」を名乗る。最強の機械(ロボット)を創りだし、醜い大人たちのいない世界を作ることを企てている。14歳の誕生日を目前にひかえ成長を恐れる。

■古川雄輝
9頭身の帰国子女でミスター慶應。本作では、徹底した非道キャラであるゼラを熱演。
この先出演映画として、神木隆之介、門脇麦と共演する『太陽』、日韓合作の主演映画『風の色』など。

ジャイボ
原作コミックファンの1番人気のキャラクター。ゼラへ服従するあまり、残酷で狂気じみた行動をとる 謎めいた美少年。最後に光クラブに加わった。

■間宮祥太朗
「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(CX)に出演。テレビ・舞台を中心に活躍中。
この先出演映画として、綾瀬はるか主演の『高台家の人々』がある。

ライチ☆光クラブ間宮(左:ゼラ/古川雄輝 右:ジャイボ/間宮祥太朗)


ニコ
ゼラに絶対的な忠誠を誓い、光クラブのアインツ(1番)を自負する。

■池田純矢
第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで史上最年少準グランプリを獲得しデビュー。『海賊戦隊ゴーカイジャー』伊狩鎧 / ゴーカイシルバー役で出演。
この先出演映画として、『デジモンアドベンチャー tri.第2章「決意」』に、声優として出演。

雷蔵
オネエキャラでジャイボと並ぶ美少年で光クラブのムードメーカー。

■松田 凌
「仮面ライダー鎧武/ガイム」(EX)に城乃内秀保/仮面ライダーグリドン役で出演。
舞台を中心に活躍。
本作撮影中は、他のキャストからカワイイとちやほやされていたそう。

ライチ☆光クラブ雷蔵(左:デンタク/戸塚純貴 中:雷蔵/松田 凌 右:ヤコブ/岡山天音)


デンタク
ゼラとともに最強の機械(ロボット)(ロボット)開発に尽力する秀才。

■戸塚純貴
第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで理想の恋人賞を受賞。
この先出演映画として、主演映画『けんじ君の春』がある。

ダフ タミヤとカネダの幼なじみで光クラブの創設メンバー。眼帯が特徴。
■柾木玲弥
第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト審査員特別賞を受賞。
ミュージカル「『テニスの王子様』青学vs聖ルドルフ・矢吹」(11)で注目される。
キュレーションサイトantennaのCMに出演中。

ライチ☆光クラブ柾木(左:タクミ/野村周平 右:ダフ/柾木玲弥)


カネダ
タミヤとカネダの幼なじみで光クラブの創設メンバー。いつも爪を噛んでいる。

■藤原季節
『人狼ゲーム ビーストサイド』(14)で本格的な映画デビュー。
この先出演映画として、マーティン・スコセッシ監督『沈黙』(公開時期未定)、『ケンとカズ』が ある。

ヤコブ
いつも笑顔の光クラブ唯一の癒しキャラ。

■岡山天音
「中学生日記 シリーズ・転校生(1)~少年は天の音を聴く~」(NHK)で俳優デビュー。
渡辺えりと共演した東京ガスのCMが好評放送中。
この先出演映画として、『黒崎くんの言いなりになんてならない』『僕らのごはんは明日で待ってる』がある。

黒い煙と油に塗れた町”蛍光町”と廃工場の秘密基地"光クラブ"。
大人になることを拒んだ美しい少年たちの愛憎と裏切りの物語はどのような結末を迎えるのか―。

『ライチ☆光クラブ』
2月13日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
©2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会