アカデミー賞の仰天ハプニングをプレイバック!
Rex Features/アフロ

世界中が注目する、映画の祭典アカデミー賞。生中継で行われる授賞式には、ハプニングがつきもの。時には受賞結果より話題を集める場合もある。ここでは授賞式をもっと楽しむための仰天エピソードをプレイバック! 

2000年開催 第72回
アンジェリーナ・ジョリー 『17歳のカルテ』で助演女優賞

彼女がまだ新進女優だった頃のお話。黒いドレスとゴスメイクで授賞式にやってきた彼女は、明らかに浮きまくり。さらに、受賞が決まった瞬間、実の兄ジェイムズ・へイヴン(上の写真は、ただならぬ雰囲気を醸し出す2人の2ショット)と濃厚なディープキスを交わした上に、「兄を心から愛してます」とスピーチ。授賞式の後は、2人の近親相姦疑惑の話題で持ちきりになった。

2001年開催 第72回
破壊力バツグン!伝説の白鳥のドレス

アカデミー賞のレッドカーペットと言えば、華やかなドレスの数々。現在もワースト・ドレッサーとして語り継がれているのが、ラース・フォン・トリア監督作『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で主演を務めたビョークが着た白鳥のドレス。ヌードカラーのボディースーツの上に、白鳥が巻き付いたドレスはマラヤン・ペジョスキーのデザイン。ノミネートされた主題歌賞の受賞は逃したものの、記憶に残る候補者となった。

2003年開催 第75回
マイケル・ムーア 『ボウリング・フォー・コロンバイン』で長編ドキュメンタリー賞

「我々はノンフィクションを愛する者です。しかし、今はイカサマの選挙で選ばれた偽者の大統領の時代です。大統領は嘘の根拠で国民を戦場に送り出しています。我々は断固この戦争に反対です。ブッシュ(※当時のアメリカ合衆国大統領)よ、恥を知れ!」と叫んで退場。受賞式で政治的な発言はタブーとされているため、場内はブーイングと拍手が入り乱れた。

2010年開催 第82回
あの女優の元彼と今彼がまさかの共演!

視覚効果賞のプレゼンターは、ブラッドリー・クーパーとジェラルド・バトラー。彼らの恋愛ゴシップを知っている人たちは、“ジェニファー・アニストンの元彼・今彼と噂された2人をわざわざ一緒に登場させるとは!”とヒソヒソ話。アカデミー賞スタッフの遊び心だった?

2011年開催 第83回
メリッサ・レオ 『ザ・ファイター』で助演女優賞

「2年前に受賞したケイト(・ウィンスレット)はクソ簡単そうに(f**king easy)にスピーチをしていたのに!」とまさかの放送禁止用語をポロリ! アメリカでは重要な生中継イベントの際、不適切な場面を選別して放送できる、5秒ほどの時間差(ディレイ)があるため、その音声が流れることはなかった。場内は大受けのように見えたが、彼女が受賞式前に自分を選ぶよう猛アピールしていたこともあり、注目を集めるため、計算ずくでやったとの批判も出た。ちなみに、このハプニングの後、同じ映画『ザ・ファイター』で助演男優賞を獲得したのは、クリスチャン・ベール。彼は「僕はメリッサみたいに放送禁止用語を言うつもりはないよ。前にたくさんやらかしているからね」とスピーチ。彼が映画『ターミネーター4』のカメラマンに対して浴びせた暴言(約4分間の中で、39回も放送禁止用語を連発)が2009年にネットに流出して謝罪に追い込まれたスキャンダルをネタに自虐トークを展開。作品内で自身の母親を演じたメリッサをフォローしていた。

毎回、悲喜こもごもの、筋書きのないドラマが生まれるアカデミー賞授賞式。第88回アカデミー賞授賞式は、日本時間の229日に開催された。

取材・文/田嶋真理