『セーラー服と機関銃 -卒業-』 橋本環奈インタビュー

インタビュー

  • twitter
  • facebook
  • はてなブログ
  • google+
  • LINEで送る

すべてが初めての経験

『セーラー服と機関銃 -卒業-』 橋本環奈

1981年に薬師丸ひろ子主演で映画化され、一大ムーブメントを巻き起こした赤川次郎の『セーラー服と機関銃』の続編がついに完成! 弱小ヤクザ・目高組4代目組長の女子高生・星泉(ほしいずみ)を演じた橋本環奈が、「組長」として挑んだ撮影現場の秘話を明かした。

映画『セーラー服と機関銃 −卒業−』は3月5日より全国公開

まったく新しい『セーラー服と機関銃』が誕生

Q:星泉という何事も恐れない女子高生の組長に、自分との共通点は見出しましたか?

泉とは、負けずギライなところがすごく近いと思いました。彼女はどんな大人にも立ち向かっていくし、周りの目を気にせず堂々としている。だからこそ、周りの人に慕われるのだろうし、女子高生なのに目高組の組長でいられるのだと思います。ちょっと悪ふざけをして、怖い大人たちともそつなくやり合えるところも魅力だと思います。そんなところもわたし自身と似通っているところかもしれませんね(笑)。

Q:薬師丸ひろ子さんが演じた前作の泉とは、まったく違うキャラクターで驚きました。

あの映画の続きではあるんですけど、新しい『セーラー服と機関銃』にしたかったので、前田(弘二)監督やスタッフの皆さんと相談しながら、自分らしい泉をつくり上げていきました。内容的にも違法ドラッグなどの現代社会の問題を取り入れて、オリジナル色の強い作品になったと思います。

Q:「天使すぎる」と話題の橋本さんとヤクザの裏社会という構図は、とてもインパクトがあります。戸惑いや違和感のようなものは、まったくなかったのでしょうか?

戸惑いは全然なかったです。わたしは、星泉としてその場にいたので、橋本環奈として考えるということが一切ありませんでした。ドラッグの売人を追いかけたり、ナイトクラブに乗り込んだり、いろんな描写がありましたけど、泉はどんな物事も色眼鏡で見ないんだと思います。わたし自身も、それが過激なシーンだという認識がありませんでした。

『セーラー服と機関銃 -卒業-』 橋本環奈

アクションは本気だからカッコいい!

Q:撮影に入る前に、共演者の方々とリハーサルを重ねたそうですね?

そうです。本番が始まる2か月ほど前から、目高組の祐次くん(大野拓朗)や晴雄くん(宇野祥平)の2人と一緒にリハーサルをさせていただきました。本番に入ってからは、橋本環奈であることを忘れて、星泉として生活していました。スタッフさんが「環奈って呼んではダメ」というルールを作って(笑)、みんなに「泉」とか「組長」って呼ばれていたので、どんどん役に入り込んでいくことができました。自分自身との境目がよくわからないくらい、泉と一体化していた気がします。

Q:泉の前に現れる謎の男・月永にふんした長谷川博己さん。どんな役でもこなしてしまう長谷川さんが、今回はクールでワイルドなキャラを体現されていました。

長谷川さんの出演作品は数多く拝見していて、私の中ではふんわりと穏やかなイメージだったのですが、本当はすごくキリッとした方。初めてお会いしたとき、「月永さんだ!」って思いました。撮影の合間には、気さくにお話してくださったのですが、そこにいたのはまさに月永さんでした。

Q:安藤政信さんも、泉を追い込むヒール役・安井を熱演されていました。ナイトクラブで安井に罵倒されるシーンは、現場の熱気も相当高かったそうですね?

安藤さんは台本にないアドリブも多く、すごい迫力の敵として立ちはだかってくださいました。泉の目の前でミラーボールを手でたたき割ったり、顔を近づけて挑発してきたり。だけど、一歩も引かずにむしろ前に出ていく。それが泉なんです。

Q:アクションの撮影はいかがでしたか?

ダイナマイトで飛ばされたり、拳銃で撃たれたり、当たり前ですけどすべてが初めての経験でした(笑)。共演者の皆さんのアクションが、すごくカッコいいんです! 例えば、倒れるときは頭からバーンッって突っ込んでいく。本気だからカッコいいんですよ。私も機関銃を撃つシーンがあったんですけど、自分がどうカメラに映っているかは考えずに、そのときの気持ちを大事にするようにしていました。

『セーラー服と機関銃 -卒業-』 橋本環奈

橋本環奈はギャップのカタマリ?

Q:「彼氏の車の助手席に乗って、デートするのが夢」という泉のセリフがありますが、橋本さんが憧れるデートのシチュエーションは?

全然想像がつかない! 考えたことがないです。そうだなー、自分がアウトドア派なので、一緒に映画を観に行ったり、遊園地に行ったりですかねえ。楽しそうではあるけど、やっぱりリアルでは想像できないです(笑)。

Q:では、理想の男性像は?

それもあんまりピンとこないんですけど……器の大きい人かな。しっかりした優しい人がいいですね。

Q:橋本さんご自身も、器が大きい感じがします。見た目と中身にギャップがあると言われたりしませんか?

よく言われます(苦笑)。声もハスキーだから、見た目のイメージと声のトーンが違うとか。あと、好きな食べ物が「オジサンっぽい」って、よく言われます。わたし、酢モツとか干し梅とかが好きなんです(笑)。

Q:この先も、予想を裏切る「橋本環奈像」を見せてください。

はい(笑)。いい意味で、皆さんの期待を裏切るような、斬新な役をやらせてもらいたいです。もしかしたら、悪役とかもいいかもしれませんね。

取材・文:斉藤由紀子 写真:尾鷲陽介
ヘアメイク:森本淳子(GON.)

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)