“日本一職質される”俳優、犯罪者の次はコメディで開花!?

コラム

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新井浩文

最新出演作『星ガ丘ワンダーランド』(3月5日公開)に続き、映画『HK/変態仮面』の続編『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』(5月14日公開)への出演が決定し、近年はコメディでも活躍している俳優・新井浩文。幅広い役を演じ、“カメレオン俳優”と称される彼がこれまで演じてきた役を振り返ります。

■“死んだ目”武器に犯罪者役で話題に

新井に対する評価でよく使われる言葉が“死んだ目”。クールな切れ長の目元は、確かに感情が読み取りづらいところがあります。それだけに新井はアブない雰囲気を漂わせる役を演じることが多く、映画『モテキ』と『百円の恋』ではダメ男をセクシーに演じ、「ダメだとわかっていても嫌いになれない!」という説得力を出していました。

ただ新井といえば、ダメ男ももちろんですが、やはり異常者の役! 本人が「日本一職質される俳優(年に4回は職質を受けるとのこと)」と自虐するだけあって、犯罪者を演じることが多いのですが、その中でも新井が演じた“2大・異常者”といえば、映画『寄生獣』の浦上役と映画『闇金ウシジマくん』の肉蝮(にくまむし)役。

浦上は連続殺人鬼で、それほど出番は多くないものの、劇中に登場する人喰い生物よりも人間である浦上のほうが怖いかも……と思わせる存在感を発揮。原作と違って坊主頭ではないなど細かなビジュアルの変更はあったものの、原作ファンも納得の演技でした。

また肉蝮は、人間を傷めつけることや当たり前、暴力団からも恐れられる“最凶最悪”の男。とくに包丁を振り回すシーンは、演技とわかっていても、本当に刺しちゃうんじゃないかと不安になるキレっぷりです!

■立て続けのコメディ出演

ファンからも「犯罪者役がピッタリ」と言われてしまっている新井ですが、NHKドラマ「開拓者たち」での朴訥とした開拓者役、映画『近キョリ恋愛』でのヒロインの親代わりの教師役などもちろん善人だって演じています。

また近年はコメディ俳優としてのブレイクも予感させています。昨年夏クールに放送された日本テレビ系ドラマ「ど根性ガエル」では、ガキ大将からパン工場の若社長へと成長したゴリライモを好演。「売り切れちゃっても知らないぞ~♪」というコミカルな歌詞の「ゴリラパンのうた」で歌声まで披露しました。なかなか美声! 上映中のハートフルコメディ映画『俳優・亀岡拓次』にも出演し、さらに鈴木亮平演じる主人公がパンツを顔にかぶってポーズをキメるポスターでおなじみのオゲレツ映画『HK/変態仮面』にも起用されました。こちらでは一体どんな役を演じるのでしょう……!? 

このように立て続けにコメディ作品に出演している新井ですが、同時期に撮影されたであろうシリアスでエロティックなミステリー映画『女が眠る時』(2月27日より公開中)にも出演しているのが、やはりカメレオン俳優たる所以。

■カメレオン俳優の素顔は……?

ちなみに新井本人はかなり気さくな性格で、ひょっとして素の部分は、異常者の役の数々よりもコメディにおけるキャラクターのほうが近いのかも? Twitterアカウントのプロフィールには「下ネタ駄目な方は立ち入り禁止です」とつづられており、人気俳優であるにも関わらず一般のファンと活発に交流しています。BSフジ「美しき酒呑みたち」のDVDが昨年発売された際は、なんと特典として「新井から焼き肉をおごってもらえる権利」を抽選でプレゼントしました。

幅広い役を演じ、俳優としての底しれなさを感じさせる新井。犯罪者、コメディと来た次もまた皆のイメージを覆してくれそうです。

(文/原田美紗@HEW)

記事制作 : dmenu映画