撮影場所が観光地に!? 外国人監督が描いた日本の風景

コラム

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外国人監督が描く日本の風景

2020年に東京オリンピックが開催されることもあり、世界的に日本への関心が高まっている中、外国人監督による日本が舞台の映画『女が眠る時』や『追憶の森』が公開されます。日本がどんな風に描かれているのか、また、これまでどんなふうに描かれたのか。そんな作品を紹介します。

今年公開予定の作品

■『女が眠る時』(2月27日公開)

映画『スモーク』などで知られる香港出身のウェイン・ワン監督が、スペイン人作家ハビエル・マリアス原作の小説を映画化。スランプに陥った作家(西島秀俊)が、リゾートホテルで出会った初老の男(ビートたけし)と、若く美しい女(忽那汐里)の異様な関係に執着していき、次第に狂気に陥っていくストーリー。多くの撮影は、静岡県「伊豆今井浜東急ホテル」で行われています。親近感がわく日本の海辺で身近に潜んでいた異常な存在に気付いたとき、見えていた情景がどう変わるのか? 3人の結末が見逃せません。

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■『追憶の森』(4月29日公開)

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』などで知られるガス・ヴァン・サント監督が描くヒューマンドラマ。命を絶つために富士の樹海にやってきたアーサー(マシュー・マコノヒー)が、自死することを思い直したタクミ(渡辺謙)と出会います。それをきっかけに、やがて自死の目的を忘れて、ふたりはサバイバルな旅を始めます。『エレファント』では衝撃的な題材ながらも、シーンごとの映像美が印象的だったガス・ヴァン・サント監督が、不気味さと神秘的さを持つ富士の樹海の新しい景色を見せてくれそうです。

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これまでにもこんな作品が

■『TOKYO POP』(1987年制作)

NYでロック・シンガーとしての成功を夢見るウェンディ(キャリー・ハミルトン)が、東京でミュージシャン志望のヒロ(田所豊、現ダイヤモンド☆ユカイ)と出会います。好きな音楽の共通点がありながらも、考え方の違いに衝突しながら共に音楽活動を行い、ある程度の成功を収めます。80年代の原宿・ホコ天や赤坂の日枝神社などを背景に、アメリカと日本での考え方の違いにズバッと指摘が入るやりとりは、今見ても考えさせられます。当時アマチュアだったX(現X JAPAN)、塩沢とき、丹波哲郎など、豪華な著名人の登場も楽しめます。

■『ロスト・イン・トランスレーション』(2004年公開)

ソフィア・コッポラが監督し、スカーレット・ヨハンソン、ビル・マーレイが主演しています。日本のCM撮影のために来日した俳優(ビル・マーレー)と、写真家の夫の仕事に同行して来た妻(スカーレット・ヨハンソン)が、東京で出会い、お互いに持っている共通した寂しさから、共に東京を中心に巡り歩きます。渋谷のスクランブル交差点やカラオケボックス、ヨドバシカメラなど、現代の日本人のリアリティがある場所を背景に流れるUKロックバンドなどのサウンドトラックも新鮮にマッチしています。この作品公開後は、撮影場所を訪れる外国人が急増したと言われているほど影響力を持っています。

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■『CUT』(2011年公開)

イラン人のアミール・ナデリが監督・脚本を務め、西島秀俊が主演しています。売れない映画監督・秀二役を西島が演じ、秀二の兄がヤクザに作った借金を返すために「殴られ屋」を始めるストーリーです。映画制作のために、自由を求めてアメリカに亡命までしたアミール監督の並々ならぬ映画愛が、監督の思い描く現代におけるサムライ像として表現されており、自己犠牲の姿が痛切に描かれています。

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違う視点を持つことで日常が新しく新鮮な体験に変わる感覚を、これらの映画を観てぜひ楽しんでみてください。

(文/岩木理恵@HEW)

この記事で紹介している作品

女が眠る時
追憶の森
ロスト・イン・トランスレーション

記事制作 : dmenu映画