俳優の佐藤健が29日、TOHOシネマズ日比谷で行われた映画『いぬやしき』完成披露試写会に登壇。本日は、東京ミッドタウン日比谷のグランドオープンデーであることにちなみ、あらたに生まれ変わるならと聞かれた佐藤は「ここ数年、ファンの方への感謝の気持ちを伝えることが全然できていないので、個人的になにかしたい」とファンサービスを強化していくことを宣言していた。イベントには、とんねるずの木梨憲武、本郷奏多、三吉彩花、佐藤信介監督も出席した。

 本作は、「GANTZ」の原作者である奥浩哉の人気コミックを、『GANTZ』シリーズを手掛けた佐藤信介監督が実写映画化。突然の事故をきっかけに超人的な能力を得た初老のサラリーマン・犬屋敷壱郎(木梨)と、犬屋敷と同様の能力を備えた高校生・獅子神皓(佐藤)が、それぞれの目的のためにその力を行使する姿を描いた新感覚バーチャルムービー。

 佐藤健は「僕はInstagramやTwitterなどをやっていないので、あまり感謝の気持ちを伝えられていないんです」と近年の課題をあげると「しっかりとファンサービスをしたい」と意気込みを語る。すると隣にいた本郷は「投げキッスとかしてみたらいいんじゃないですか」と佐藤をあおるが、あまりに突然の提案に、客席が一瞬静寂に包まれると「反応が微妙じゃないか!」と佐藤は苦笑いし、本郷に鋭い突っ込みをみせる。

 そんな佐藤だが、本作では極限まで肉体を作り上げて臨んだようで、厳しい食事制限をしていたことを共演者が口々に証言する。CGを多用する作品であることから、現場では待ち時間が非常に多く、いろいろな差し入れがあったというが「焼き鳥は食べられたのですが、お餅とか甘いものは我慢しました」と佐藤が撮影を振り返ると、木梨は「カロリー計算して、たんぱく質しかとってなかったね」とその過酷ぶりを明かしていた。

 久々の映画主演を果たした木梨は「CGチームがアメリカから来たり、映画にかかわっている人数の多さに驚くと共に、久々に作品を作っていくことの美しさを確認できた現場でした。僕らが観た初号試写から、さらに70カットも直したと聞きます」とこだわり抜いた作品であることを強調すると、佐藤監督も「出来上がったものに、やすりをかけて磨き上げていくような映画です。CGというと機械が作るように思われますが、スタッフ、キャストの方々の一人一人の力でできた作品です」と胸を張っていた。(磯部正和)

映画『いぬやしき』は4月20日より全国公開