映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(6月29日公開)で若き日のハン・ソロを演じた俳優のオールデン・エアエンライクが、シリーズ屈指の人気を誇るキャラクターの新たな一面について語った。

 本作で、名優ハリソン・フォードから、映画史に残る役どころを引き継いだオールデン。彼の演じるハン・ソロは、ふとした表情や仕草はハリソンが演じた“愛すべき悪党”そのものだが、がむしゃらに銀河一のパイロットになる夢を追う姿や無鉄砲さに、これまでのソロとは違う若さが除く。

 「タフで世渡り上手、自信に満ちた彼の性格は、これまでのハン・ソロそのままだと思います。ただ、若さゆえでもありますが、自分が理想とする人生を手にしたいという夢のようなものを持っていたり、他人に自分をさらけだして信用したりする部分は、これまでにない、ソロの新しい一面だと言えるでしょう」

 そう語るオールデンは現在28歳で、14歳のころスティーヴン・スピルバーグに見出されことをきっかけに、この世界に入ったという逸話も。それだけに、記者会見やプレミアの場でも常に冷静で、大役を務めるプレッシャーは微塵も感じさせない。「やはりそれは、14年の経験があるからでしょうね。これほど大規模な作品は初めてですが、(映画作りという意味では)共通する部分がありますから。もし『ハン・ソロ』がキャリア初の映画だったら、こんなに冷静じゃいられないですよ(笑)」

 本国アメリカのプレミアでは、そんなオールデンが演じるハンに賞賛の言葉を惜しまない観客も多く、ハン・ソロとの再会に涙を見せるファンの姿も見られた。上映を振り返ったオールデンは「情熱を持ったファンの皆さんの、熱心な応援に感動しました」と感謝。同時に「でもプロの役者としては、そういう声は時にノイズにもなるので、仕事の際には、頭から排除します。ファンや観客の皆さんに対して、最も誠実でいられる方法は、与えられた仕事に集中することだと思うんです」と語る。

 そんなプロとしての姿勢を崩さないオールデンに、ハン・ソロ役をつかんだ瞬間を尋ねると、「基本的に“これで役をつかんだ”という風には考えないんです。常に演技を磨くことが大事だと思うので、その方が居心地がいいんですよ」と真摯(しんし)な答え。しかし、本作は少し違う面もあったようで、「ただ、ミレニアム・ファルコンを操縦するシーンは、特別な感情がありました。ハン・ソロが自分らしくいられる、最も居心地のいい場所はここなんだと、僕も感じることができたんです。そういう意味では、それが“これだ”と思えた瞬間だと言えますね」と笑みを浮かべた。(編集部・入倉功一)