映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのロバート・ゼメキスが製作総指揮を務めるNBC放映の話題のドラマ「マニフェスト(原題) / Manifest」について、メリッサ・ロクスバーグ、J・R・ラミレスが、9月24日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

 本作は、レーダー上から消え、墜落したものと思われていた旅客機が何年もしてから戻ってくるというストーリー。2013年に兄とその息子と共に、ニューヨーク行きの旅客機828便に搭乗した警官のマイケラ(メリッサ)。突如、乱気流に遭遇し、無事に着陸したものの、到着した飛行場で2018年であることを知らされる。彼ら同様5年間を失った乗客は、さまざまな問題に直面する。J・R・ラミレスは、マイケラの恋人だったが、現在は別の女性と結婚しているジャレッドを演じている。

 メリッサは演じたマイケラを、精神的に困難なキャラクターだと語る。「成功者の兄に対し、マイケラはいつもその陰にいるような存在なの。自分なりに道を切り開こうとするけれど、なかなかうまくいかないのよ。加えて、親友を飲酒運転で亡くしてしまう。だから、この旅客機に乗る前から、彼女は混乱した人生を送っているのだけど、搭乗後はさらなる複雑な人生が待ち受けているわ」。

 そんな彼女の元恋人を演じたJ・R・ラミレスは、演じたジャレッドをやりがいのある役柄だと話す。「彼は自分の仕事を愛する勤勉な捜査官で、寛大な心の持ち主なんだ。愛するマイケラとはお互い人生の半分を知っている仲で、彼は彼女にプロポーズするけれど、彼女が旅客機828便に搭乗したことで、その答えが返ってこないまま5年が経過してしまうんだ。彼は、マイケラが亡くなったと思い、2年間彼女の親友の女性と共に喪に服すが、現在はその親友と結婚し、3年の月日が流れている。だが、マイケラが戻ってきたことで、彼はこの旅客機の謎を探る捜査官として、真相を探るために彼女と共に働かなければいけなくなるんだ」。

 今作の設定については、1年以上消息がわからなかったマレーシア航空370便や、伝説の女性飛行士アメリア・イアハートなどの影響が感じられるが、クリエイターのジェフ・レークは、マレーシア航空370便の事件が起きる前に、今作の脚本を執筆していたそうだ。「でも、パイロット番組を制作するために、脚本を売るのにかなり苦労したそうよ。マレーシア航空370便の事件が起きたことで、急に人々が彼の脚本に興味を持ったらしいわ」とメリッサ。思わぬ事件が制作を進めるきっかけになったようだ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)