『ミニオンズ』などで知られる米アニメーションスタジオ、イルミネーション・エンターテインメントが、「スーパーマリオ」のアニメ映画化企画を2022年の公開を目指して進めていることが明らかになった。同スタジオの創業者で代表のクリス・メレダンドリがVarietyに語った。

 「スーパーマリオ」のアニメ映画に関しては今年2月、イルミネーションと任天堂が企画開発を開始したと共同で発表していた。プロデューサーはメレダンドリと任天堂代表取締役フェローの宮本茂。メレダンドリによると、同作の企画開発は「優先的に」行われており、2022年の公開を目指しているという。

 「スーパーマリオ」は1993年にハリウッドで実写映画化されており(『スーパーマリオ/魔界帝国の女神』)、マリオ役を務めたボブ・ホスキンスが「これまで出演した中で最低の映画」と酷評するほどのシュールな出来だった。メレダンドリはだからこそ今回のアニメ映画版をやる価値があるとし、「最初のはあまりいい映画版ではなかったというのが気に入っている。単に最初から素晴らしかった映画の違うバージョンを作るより、(初めてちゃんとしたものを作るという方が)エキサイティングだと思う」と意気込んだ。

 メレダンドリは『スーパーマリオ/魔界帝国の女神』がうまく行かなかった原因の一つは、「スーパーマリオ」を生み出したゲームクリエイターの宮本に製作に加わってもらわなかったことだと考えているそう。そのため本作では宮本と緊密に仕事を進めているといい、「ハリウッドの人々は、キャラクターを生み出した人々より自分たちの方がそれらをよく知っていると信じていた。そういう歴史がある。わたしも以前、そうした間違いを犯したことがある」と過去の反省を生かしているとも語った。(編集部・市川遥)