重版10刷を突破したTwitter発の大人気コミック「殺さない彼と死なない彼女」が、間宮祥太朗と桜井日奈子のダブル主演で実写映画化されることが明らかになった。

 原作は、SNSに投稿した4コマ漫画が「泣ける」と話題を呼んだSNS漫画家・世紀末のデビュー作。今回の実写版『殺さない彼と死なない彼女』は、単行本に収録された同名作品に登場する“殺さない彼”ことキレやすいツンデレ男子・小坂れいと、“死なない彼女”こと心優しいネガティブ女子・鹿野ななを中心にした青春群像劇となる。

 間宮が演じるのは、何にも興味が持てずに退屈な学生生活を送っている高校三年の小坂。そんな小坂は、ある日、「死にたい」が口癖のリストカット常習犯・鹿野(桜井)が殺されたハチの死骸を埋めているところに遭遇。二人が本音で話すうちに心の距離を縮めていくさまを、『逆光の頃』などの小林啓一監督がみずみずしい感性で紡ぎ出す。10月20日にすでにクランクインしており、2019年秋に全国公開される。

 小林監督は綿密なリハーサルを繰り返す演出手法で俳優からの信頼も厚いが、間宮も「台本を読むたびに小坂と鹿野のやり取りのひとつひとつがとても微笑ましく、そして、監督と桜井日奈子さんとリハーサルや話し合いを重ねて作っていく時間も充実していました」と絶大な信頼を寄せている様子。

 一方の桜井は元気で素直な女子高生を演じた『ママレード・ボーイ』、自分に自信のないピュア女子役を務めた『ういらぶ。』など大活躍が続くが、今回の鹿野はこれまでとは異なるタイプの役どころ。「初めて演じるタイプの役で苦戦していますが、だからこそ、この現場で得られるものがたくさんあるなと実感しています」と新境地に充実感をにじませた。(編集部・吉田唯)

<コメント全文>

■間宮祥太朗(小坂れい役)
台本を読むたびに小坂と鹿野のやり取りのひとつひとつがとても微笑ましく、そして、監督と桜井日奈子さんとリハーサルや話し合いを重ねて作っていく時間も充実していました。小坂も鹿野も他の登場人物達も、自分はここにいるんだという叫びを抱えた人達の様に思います。それは夢や恋愛や自分の置かれた環境によって違い、個性でもある。それぞれが個性を持って絶望している。思春期という言葉で一括りにしてしまわず、何故葛藤していて、何に救われるのか。日常を過ごす当人達の温度を感じて頂けたらと思います。小坂の叫びも静かに聞こえますように。

■桜井日奈子(鹿野なな役)
私が演じる鹿野ななは、つかみどころのない、たくさんの矛盾を抱えたキャラクターです。初めて演じるタイプの役で苦戦していますが、だからこそ、この現場で得られるものがたくさんあるなと実感しています。撮影はカット毎に、みんなで映像をチェックしながら、1つ1つのシーンを丁寧に作っています。色々な表現を、自分の目で確かめながら進めていけることはとてもありがたく、鹿野を演じながらも自分自身と向き合っている感じです。この作品がたくさんの皆さんに届きますように。小林監督やスタッフの皆さん、そして間宮祥太朗さん、キャストの皆さんと一緒に頑張りたいです。

■小林啓一(監督・脚本)
印象的なタイトル、一癖も二癖もあるキャラクター。 原作が四コマ漫画ということで独特なリズム感と世界観を作り上げることに試行錯誤しながら撮影は進んでいます。 間宮くん、桜井さんをはじめ、癖のあるキャラクターがどうすれば生き生きと存在できるか、皆で色々試しながら作っている最中ですが、既に素敵なシーンが数多く撮れています。 登場人物と同世代はもちろん、色々な世代に観ていただきたいです。きっと、この映画から恋人、家族、友人、大切な人の温もりを感じてもらえると思います。 頑張ります!

■世紀末(原作)
映画化が決定したと聞いた時、ベストセラーでもない私の作品が映画化だなんて騙されているんじゃないかと怖くなりました。おまけに主演が間宮祥太朗さんと桜井日奈子さんというステキなお二人だなんて、これを書いてる今もまだ信じられない自分がいます。ですが実際に現場にお邪魔させて頂くと小林監督をはじめとした本当にたくさんの方が「良いものを作る」という目で動かれていて圧倒されました。『殺さない彼と死なない彼女』を愛してもらっていました。紙から飛び出して大きなスクリーンの中で笑ったり泣いたりする彼らに会えるのがとても楽しみです。