第89回アカデミー賞作品賞を受賞した『ムーンライト』のバリー・ジェンキンズ監督最新作『If Beale Street Could Talk(原題)』の邦題が『ビール・ストリートの恋人たち』に決定し、来年2月22日より日本公開されることが明らかになった。

 自分の居場所を探し求める青年の愛の物語『ムーンライト』で、第89回アカデミー賞において8部門にノミネートされ、あの『ラ・ラ・ランド』を抑えて作品賞を受賞、計3冠に輝き、世界を熱狂させたジェンキンズ監督。最新作となる『ビール・ストリートの恋人たち』では、1970年代のニューヨーク・ハーレムに生きる若い二人の愛と信念の物語を、圧倒的な映像美と叙情的な音楽で描き出す。

 原作は今年5月にドキュメンタリー映画『私はあなたのニグロではない』が公開された作家ジェームズ・ボールドウィン氏の「ビール・ストリートに口あらば」。長年この物語の映画化を望んでいた監督は、前作『ムーンライト』の撮影以前に脚本を執筆し、権利を獲得。念願の映画化を果たした。

 作品は今年のトロント国際映画祭でお披露目されると観客賞次点1位を獲得。アメリカの大手批評サイト「ロッテントマト」では94%の満足度(26日現在)を記録しており、本年度のオスカー有力の1本だ。

 出演は、主役のカップルにオーディションで抜てきされた新人女優キキ・レインと『栄光のランナー/1936ベルリン』のステファン・ジェームズ、主人公を支える優しくも力強い母親を演じ、アカデミー賞助演女優賞も有力視されるレジーナ・キングのほか、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でキャシアンを演じたディエゴ・ルナなど。

 製作総指揮には『ムーンライト』に引き続き、自身の制作会社プランBエンターテインメントを率いるブラッド・ピットが名を連ね、同作で共にアカデミー賞にノミネートされたジェームズ・ラクストンが撮影、ニコラス・ブリテルが音楽を担当する。(編集部・中山雄一朗)

映画『ビール・ストリートの恋人たち』は2019年2月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開